こばし鍼灸(掃骨)院 | 日記 | #027.《線維筋痛症 患者が語るこばしの鍼》

キズを以って傷を制す。線維芽細胞たちの再性能を最大限に活かす《鍼は世界で最も小さな外科処置》

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こばし鍼灸(掃骨)院 の日記

#027.《線維筋痛症 患者が語るこばしの鍼》

2019.05.01

                                                                               リンクボタン
逸話1.《こばしの鍼の存在価値
Facebookでの対話121209

Ykさん:小橋先生、先生の治療を受けてのTtさんの感想ですが、出ましたこの一言。
   「My先生は超高級料亭の繊細な味、小橋先生はラーメンだけどダシがしみ込んでいる。
  その味は超一流。どちらも素晴らしい。」 
  その話を聞いて、Tm先生はなるほどと大笑いしてました。(^-^)/

Ttさん: ええ、まあ、表現は大体あってます。(笑)  
   My先生の鍼は、築地の高級江戸前寿司の味です。だから味の判る通が
  行かないと駄目です。
   しかも雑誌の取材お断りの、隠れ家的存在です。口コミで食通が通う店。
  はじめて日本にきた外人が食べる回転寿司を「スシ、デリシャス」とは違うのです。
   チェーンの居酒屋みたいに宣伝はしない。マニュアル通りには作らない。
  いつもその日のネタを、客の好み(体調)に合わせて握ってくれます。
  一本のネタ(鍼)が職人さんでこんなに美味しく!
   小橋先生は、河童えびせん。やめられない、とまらない。美味しい。
  でも、あのハードな大味を理解するには、やはり通が行くのでなければ
  判らないでしょう。同じく隠れ家的存在。
   味が美味しいか、まずいか? それは、色々な味を体験しなければ
  評論できません。
   私も精進して、もっと味の判る客になりたいと思います。
  でも、Ykさんも私も味の違いが判るくらい、治療難民なのですね。
  悲しいことです。いつか治る事を願って。

小 橋:お二人とも、超プロの患者さまですものねぇ。
  >「My先生は超高級料亭の繊細な味、小橋先生はラーメンだけどダシが
   しみ込んで…。」
  ⇒きゃ~、なるほどォ!!! おまけにオババは、ご要望に応じて遠慮なく
   スパイスをふり掛ける…。「後始末は、あなた(身体さん)よろしくお願い
   しますよ~。」って。
  >Ykさんも私も、この味の違いが判るくらい治療難民…。
  ⇒将に、施術者を育てて下さる患者さまとは、この方々の事。
   Yk氏は、この頃、お腹(体調)に合わせて料理を選び、量を加減する余力が
   出てきたようにお見受けします。
    My先生…築地の隠れ家的、高級江戸前寿司のお店…。
  ⇒それは、オババが一度は行ってみたい憧れの場所。
  >小橋先生は、河童えびせん。やめられない、とまらない。でも、あの
   ハードな大味を理解するには…  
  ⇒う~~ん、カッパえびせんねェ。うん、このヒントの意味する所は大きい。
    多くの患者方と築き上げてきた技術を、いくらに設定すれば良いものか…。
   未だに客観的な判断基準が解らないまま、今は可能な限り公平を期して、
  診療実時間制としている。

  しかし、これさえも(オババの貧乏性と言う性格もあって)、徹することが難しい。
  「年金生活なもので…」
  「主人の仕事の景気が悪くて…」と暗に値切られる。
   それは大阪のおばちゃんキャラかとも思うが、結果スーパーに山積みの
  「えびせん」の
イメージを、わたしが醸しているからかもしれないね。

   そろそろ、化粧箱入りのえびせん位にはグレードアップしないといけないかな。

Ttさん: 私は、お値段の話ではなく、お味の話をしたのですが…。
   大阪という立地を忘れてました。大阪のおばちゃんってそうなんですね。汗。
    私は親戚一同、周波数50Hz地帯なもので。

   たこやき、てっちりの方が分りやすかったでしょうか…。でも、それでは
  「やめられない、とまらない-」が表現できません。

小 橋:>たこやき、てっちり…
  ⇒アハハ。いやホンマ。
   大阪のオバアちゃんはそうやって値切っておきながら、咽喉元過ぎれば
  「このブレザー、イタリアの生地だんねん」てな事を、平気でのたまうのよね~。    
                       ――ひとまず おしまい――

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「線維筋痛症」の診断を受け、手探りの闘いを続けている方の自叙伝です。
――我が家での治療風景を、Facebookより—―了解を得て一部借用――

Aさんの記録130125~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 最近とても調子がいいです。
症状は中程度の背部のしんどさと、軽度の右首の違和感、立つと軽度の首に負荷が
かかっている感じで、仕事には支障がほとんどなくなりました。
 治療は今まで平均数日に一回2時間の治療を受けていたのが、現在は2週間に
一回でも大丈夫です。
 何故ここまで回復したか自分なりに分析して記載したいと思います。
 

――第一章  小橋先生の掃骨鍼法での治療効果<2013.1.25の記述>――
 5年前から全身にナイフが埋まっている痛みに悩まされてきました。
トリガーポイント鍼灸を受けて、良いトリガーポイント鍼灸治療を求めて日本全国
たくさんの鍼灸院を周りました。
 他には歯のかみ合わせ治療を九州まで通って受けたり、様々な整体治療も
併用して受けました。
 多分私ほどトリガーポイント鍼灸を受けた人は全国探してもいないと思います。
何の自慢にもなりませんが。

 しかし改善せず激痛のあまり寝たきりになり、4年前から1年間部屋で天井を
みるだけの生活を送っていました。
 ある日見舞いに来た友人から「おまえの母さん骸骨のようにやつれた。」と
言われて悔しくて悔しくて、家を出る事にしました。

 トリガーポイント鍼灸の本場大阪に行けばなんとかなるかもしれない。
大阪に行こうと、次の日には家を飛び出しました。確か2年4か月前だったと思います。
 妹が高校を卒業してから京都に住んでいるので、母は京都に住む事を、強く
希望しました。

 結局京都と大阪の中間の京都府Y市に住居を見つけて、治療費を稼ぐため、
すぐに京都市にて現在の職場で仕事を始めました。その後京都市までの通勤が
大変なため去年の11月大阪府H市に引っ越すことになります。
とは言っても600メートルしか離れてないのでほとんど京都です。

 仕事を始めてからトリガーポイント鍼灸をいくつか、周りにある鍼灸院で治療を
受けました。その鍼灸院の先生はとても技術が高く人間的にも素晴らしい先生でしたが、
石川県での入院仲間から「全身の交通事故の後遺症を何人も完治させてきた素晴らしい
先生がいる。今まで受けれなかった頸部の前の治療も出来る。受けてみないか。」
と誘われたのでさっそく小橋鍼灸院に行きました。
 そこで始めてトリガーポイント掃骨鍼法を受ける事になります。
 

この時の自覚症状は頸部、背部、腰部全体にナイ フが埋まっている状態で、
不定愁訴としては集中力低下、記憶障害、視界が狭い、呂律が回らない。咀嚼が
痛くて辛いなどがありました。
 記憶力障害はとてもひどくて仕事の簡単なミスはもちろん、自分の家が分からなかったり、
自転車を何処に置いたか分からなくなる事が何度もありました。

 さっそく触診してもらうと、「頸部全体、背部、腰部、臀部がコンクリート状態で
全身むち打ち症だなあ……。」「砕いて行きましょう。」と言われ、治療が
始まりました。

 とにかく治療は雀啄で砕いていくため、今までどんな刺激にも耐えてきた私が、
音をあげそうになる事が何回もありました。 
 特に一番症状が辛い神経過敏な右の頸部は、膜が何層にもなっていて、
受けている感覚としてはヌルヌル、ネチョネチョ、トランポリンのように
押し返してきたり…。こういった場合は通気性が悪い事が多いです。
 響きはドカーン、ドスーンや雷のような電光石化が、反対の首にも何度も響いたり
しました。膜を突き破る度に、この響きが何度も…響くを繰り返していました。

  去年の8月頃からはコンクリートが、耕されてじゃり道になっていくにつれ、
全身の刃物の埋まっている痛みなくなり頸部、右は違和感、背部、腰部の重度の
重だるさに変わっていきました。その状態になって隙間ができてからは、骨膜に
鍼が届くようになり、先生は魚をさばくように筋肉と骨の間の癒着をはがすように
なりました。

 この時の鍼先の感覚・響きは上記よりも強かったですが、徐々に「ドスーン」以外の
感覚はなくなりました。針先の感覚は、最終的にはジャリジャリ、シャリシャリに
なります。
 この音がでると、強い刺激はなくなり副交感神経が優位になることが多いようです。
症状としては、特に背部の重だるさは中程度(だれでも感じる強いしんどい状態)に
変わって行きました。トリガーポイント掃骨鍼法は筋肉と骨の癒着をはがすため
脱感作が起きやすく、痛みの物質の排泄経路がたくさんできたため、回復が進んだと
思っています。しかし頸部は呂律障害、咀嚼時の痛みは完治、集中力、記憶障害は
7割改善したものの、神経過敏な頸部は鍼をいれると、(首全体の重だるい感覚強くなる。
締め付けられる。吐き気、ビリビリ感が起こりふらつく)などの自律神経反射が
起こる事が多くなり、今後は特にその症状に悩まされていくことになりそうです。
 

  hari-bahba補足――現在、当院で横綱クラスの治療をしている方がもう一人
ありますが、この方の場合も交通事故が起因しており、《後頚部~顔面》の感触の悪さ、
自覚症のひどさから刺絡療法の併用で効果をあげています。
 Aさんの場合、程なく刺絡療法に至ったと記憶しますが、その濫觴はAさんの
決断に有ったかも知れませんね。



 追伸/もう一つの症例~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  加茂先生のところで『線維筋痛症』と診断され、二度三度入退院を繰り返し、
  使った後で手洗いをしなければならない様な貼り薬まで処方されていた方があります。

  大阪在住のご縁で来院されました。涙ぐましい努力をされ、今は附かず離れずの
二人三脚をしています。

   この方が、同じ苦しみを抱えている知人にご自分の体験を伝えようとしても、
  「貴方はきっと軽かったのよ。良かったじゃないの。」とあしらわれ、知人はあちら
(疾病)と二人三脚してしまう。

   こういう人の中には、頓服であるはずの痛み止めを「もっともっと」とねだってしまう
傾向は無いだろうか。

  痛みの専門家も、「ちまたの整形外科医、ペインクリニックで”安易に”
処方される痛み止めが大きな問題だ」と警鐘を鳴らしていらっしゃるのですが。




                 ↓↓↓冬には焼きミカン
                    皮ごと洗って少ーし焦げ目がつくくらいに焼くと、
                    栄養も線維もまるまる頂けて美味しい。
                    チビで不器量ミカンの方が宜しい様です。

#027.《線維筋痛症 患者が語るこばしの鍼》

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