こばし鍼灸(掃骨)院 | 日記 | ★109.《ある日のFacebook》線維筋痛症患者編

キズを以って傷を制す。線維芽細胞たちの再性能を最大限に活かす《鍼は世界で最も小さな外科処置》

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こばし鍼灸(掃骨)院 の日記

★109.《ある日のFacebook》線維筋痛症患者編

2021.07.22

                                                              リンクボタン =Facebookが教えてくれる過去の記述/2018.07.22投稿分= 
《然る(去った)人Aさんとの対話》
      暑中お見舞い申し上げます。 

 久しぶりにFBの投稿拝見し、大いに気付きを頂きました。未だに色々とお辛いご様子ですね。
Facebookには《いいねボタン》が六つ並んでいるけれど、
お気の毒でどれを押せば良いものやら。


 私(こばし)は紆余曲折はあったものの、本当に恵まれているのかもしれない。
あなた様をはじめ、多くの患者方に背中を押され、お尻を叩かれて現在に至ります。
そして今は施術法を整理して、自分の立ち位置をはっきりと標榜する事ができる。

 例えば、痛み(慢性疼痛)を100パーセンタイルに当てはめてみると、
・上澄み数%は「自分で努力してよね」と言うレベル。
・水底の数%はお医者に丸投げしなければならないレッドフラグ。
・中間の80~90%の方々が、適材適所の治療や理論に巡り合えず彷徨っていらっしゃる…。
 その上で、我が掃骨鍼法が最もお役に立てるフィールドは何処かと…。

 甞て、あなた様とはご相談しながら二人三脚したつもりでしたが、お役に立たなかったとしたら…。
これは冷や汗ものです。平にご容赦を。

 ”心地よく” 薄紙・厚紙を剥がすような技術に巡り合われますよう、陰ながら祈っています。
 時節柄、どうぞご自愛下さいませね。                  研珠庵アキュ 小橋正枝


《コメント欄に続く対話》~~~~~~~~~~~~~~~~
【Aさん】: 当時の状態だと小橋先生の治療でないと生きていけなかったと思います。
 小橋先生のように筋繊維にそってこそぎ落とす治療が出来る先生はそんなに多くありません。
ただ切皮がなくなるか、心地良くなればいつでも受けに行きたいのですが…。

【こばし】: 『切皮痛』ね。深部の病相に因って痛覚も過敏になっています。お辛いんですね~。
 直近、我が家にも久しぶりに触診の段階で冷や汗・脂汗をかく人の来院がありました。
 クチコミなので、”ご紹介者兼保証人” 付きですから、治療の意味は重々ご承知なのですが、
”敵” の武器である ”痛み” と闘うことが非常に困難。

 それで、「仕上げが必要になったら、何時でもお戻りください」ということで、MPS研究会で
昵懇にして下さったお医者様にお願いしました。お医者なら痛み止めが活用できますから。
 まだ選択の余地が有る事が解かって、涙ぐんでいらした。本当に辛かったんですね~。
【Aさん】:……大腰筋の鍼受けたいから来月辺り行こうかな…。

《後日談①》~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【Aさん】:本当にありがとうございました。やっぱり感動したし、痛くなく受けれて楽になった。
 昔と違ってぶり返しも少ない。歳をとっても更に技術が高くなっていて本当に頭が下がります。

【こばし】:しんどいのに励まして下さって、有難う。でも、敢えて言わせて頂きますよ。
 ご自身で書かれたかつての記録を読み直して下さい。どれだけ積極的に、傷病と闘ってきたか。
我々施術者を、どれだけ励まして下さったか。

 遠慮なく言わせて頂くけれど、痛みと闘う貴方がたの ”敵” は、『痛み』と言う『お札(おふだ)』を
身体中に幾重にも貼り廻らしている。

 それを一枚一枚剥がして行かなければならないのに、今の貴方は慢性疼痛患者に有りがちの、
「辛い思いをしている自分にこれ以上辛い思いをさせないで」と言う ”彼岸”に立っていた。

 我が家を離れてからも治療を継続している、努力を続けていると思っていたけれど、
『うさぎとカメ』のうさぎさんしていたのですか❢?

【Aさん】:最近うさぎ好きだったけど、こそぎ剥がす治療ならカメもいいですね。
【こばし】:それは良い気付きだけれど、(深夜なのに)未だ寝てないの? 私はもう一眠りしたんですよ~。
 それにまた寝ます。おやすみなさ~~~い。
【Aさん】:おやすみなさい。『骨膜癒着剥離鍼法』ですね。
・動かん身体→セルフケア=❌(←これは辛い体ではセルフケアもできないの意味ですか?)
・鍼→ある程度動けるきっかけ→セルフケア=⭕️(←手段は何であっても、きっかけを作ってあげればセルフケアも出来るようになるという意味ですね?)
・東洋医学は底なしに奥が深い。難しいと思うが限界を作ったらあかん。
・鍼灸師は治療する喜びや夢を感じ続けることが出来る素晴らしい職業だ。やめようと思ったらあかん。
【こばし】:こうして理解し活用して下さる方が有る限り、止めへんよね Jしんきゅう師さ~ん❢❢❢

《後日談②》~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【Aさん】:この半年心臓が止まると思っていた。もうどうしようもなかったけど、先生のお陰で感謝の一言です。
【こばし】:生体は、疲労物質・老廃物の土嚢を積み上げられれば細胞も臓器も窒息してしまいます。
 何方の場合に限らず、排水口の目詰まりを取り払ってあげれば一息はつけるでしょうが、
日々の飲食物に留意して体内の浄化を図ることもセルフケアの重要課題の一つだと思いますよ。


《追伸/もう一つの症例》~~~~~~~~~~~~~~~
 加茂先生のところで『線維筋痛症』と診断され、二度三度入退院を繰り返し、
使った後で手洗いをしなければならない様な貼り薬まで処方されていた方があります。
大阪在住のご縁で来院。食生活など涙ぐましい努力をされ、今は附かず離れずの二人三脚をしている方。

 この方が、同じ苦しみを抱えている知人にご自分の体験を伝えようとしても、
「貴方はきっと軽かったのよ。良かったじゃないの。」とあしらわれ、知人はあちら(疾病)と二人三脚してしまう。

 こういう人の中には、頓服であるはずの痛み止めを「もっともっと」とねだってしまう傾向は無いだろうか。
 痛みの専門家も、「ちまたの整形外科医、ペインクリニックで ”安易に” 処方される痛み止めが大きな問題だ」と警鐘を鳴らしていらっしゃるのですが。









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