こばし鍼灸(掃骨)院 | 日記 | 31.【「鰹節・ボウダラ・スルメ…」鍼治療現場での話】

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こばし鍼灸(掃骨)院 の日記

31.【「鰹節・ボウダラ・スルメ…」鍼治療現場での話】

2012.08.20

 
≪鍼灸現場の対話の前に
 長谷川 淳史先生(TMSジャパン)の世界情報を≫


元記事A.~~~~*~~~~~~*~~~~~~* 

 

①脊椎固定術を受けた労災患者と
②保存療法を受けた患者を比較した
後ろ向き(*historical)
コホート研究によると、
 a.椎間板変性、
 b.椎間板ヘルニア、
 c.神経根障害
と診断された労災患者の固定術①は、
活動障害、オピオイドの使用、長期欠勤、復職困難を増加させる。
http://t.co/yLqJ5Z1a 


オババ考~~~~~*~~~~~~*~~~~~~*

良かれと思ってした手術の結果、
 a.活動障害; 動きは妨げられるは、
 b.オピオイド; 痛み止めが手放せなくなるは、
 c.長期欠勤; 仕事は休まざるを得ないし、
 d.復職困難; 職場復帰もままならない。
と言う事に。

追加記事B. ~~~~*~~~~~~*~~~~~~* 

 脊椎固定術を受けた783名の中から労災患者60名の転帰を
調べた結果、
2年後の改善率は
①活動障害が19%、
健康状態が16%でしかなく、
③疼痛スコアもかなり高かった…ことから、
労災患者に対する脊椎固定術は危険な賭けでしかない。
http://t.co/xbzZGbd2

ですから
皆さまに心得ておいて頂きたいことは~~~~~*

 労災のみならず、脊椎固定術は危険な賭けでしかないという事。


では、どうしましょう?~~~~~*~~~~~~*
 鍼灸治療現場でのこんな情報、参考になりませんか?
我々病巣直談判型の鍼灸師がキャッチしていること、決して
大げさではありませんのよ。
 

鍼灸師Aと 鍼灸師Bの会話。
 二人は、卒業校・師・地域ともに共通項は全くなかったのですが、
『深部まで解し切る』ことでお役に立っていることが解りました。
そんな二人のある日の対話です。


≪生体内で、“干物”化・痛覚過敏化が起きる?≫


鍼灸師A 「今日の治療が終わりました。体が傾いたまま歩いてきた
腰痛さん、帰りにはまっすぐ立っていました。
大腰筋が攣っていただけです。もう、ガリガリの硬さ、鰹節状態になって
いましたが、鍼でほぐしましたよ。」
  

鍼灸師B 「「鰹節」状態…。⇒笑ってしまいますね。
オババは「棒だら」「スルメ」をよく引き合いに出します。
干物だって潤してあげれば、軟らかさを取り戻す。ましてや生身の身体だもん。
『そこを潤す血液くらいは責任持って下さいな患者様。』ってね。  
≪「ガリガリの硬さ、鰹節状態…」で思い出したんだけど、手術室勤務の
看護師さん(ナースプラクティショナ―有資格者)の話。

 入院中の患者さんが大腿骨を骨折して、手術に立ち会ったところ、
筋肉の一部にだけ(中間広筋の伏兎~陰市あたり)に変色があって、
触るとそこだけはパサパサでしたって。

 執刀した若いお医者さんに、
『今度、ここが普段から痛くなかったかどうか聞いてあげて。』と
耳打ちしたそうな。後日患者様が感激して、このお医者様の点数が
えらく上がったんですって。
 以前から、この看護師さんの鞭打ち治療をしながら、『干物だ』
『棒だらだ』
と言ってたもので『早う、先生(オババ)に言うたげたかったァ!』
『今度は私にも立ち会わせてェ!』と盛り上がりました。 
 つまり、患者様の訴えを見逃さず、筋骨格の手当を加えていれば
骨折は防げたかもしれない。
『(腰)痛が有っても、安静はダメ』と言う事は、周知徹底すべきですね。」 


鍼灸師A 「
鍼の感触からして、『パサパサ』だと思います。
よく『軽石を針先で突き崩すようなものです。』と言います。実感です。
そんなものが身体にあって良いわけがありません。」 


鍼灸師B 「『軽石を針先で突き崩すような…』
⇒私もこれは、
日常茶飯、用いる言葉です。
 最近取り組み始めた患者さまは、頸椎のヘルニア(自動車事故が
キッカッケ)で
2度までも椎弓切除をした。
しかし、痛さ・日々の不自由さ辛さは増すばかり。

 医者に掛け合っても『レントゲン等の証拠』を見せて、
「こんな綺麗な手術が何所にある!精神科に行け!」と逆切れしたそうな。
名医と言われる人を頼った挙句ですよ。


 この方には、生体内の現場で起きている状況と我が家での治療法をご提案。
遺跡・化石の発掘(貴兄の岩崩し)レベルの根気の要る処置が必要』
ご本人もその意味を
十分に理解されたのですが、如何せん
ひどい目に遭った生体は痛覚が超々過敏
 
これを解きほぐすのに双方が疲労困憊の域に達する。
『自殺願望の気持ちが解る。』と
言う患者様に、
『アッチへ行く前に、死に物狂いの鍼打たせてね。』と
ジョークで足止め
しておいて…。

 有り難い事に、TP注射の技術が高いというDr.が見つかった
(体験者の紹介)ので、
協力を求めることにしました。何とか脳が警戒を
解いてくれれば良いのですが。」

鍼灸師A 「
治療の痛みと治療効果、治療の費用、通院時間の
確保との
兼ね合いの中で、最適の答えを、話し合って探り出しますが、
概ね、
自分の体で知っている範囲の痛みに関しては、治療の痛みは
無視します。
 しかし、『麻酔と手術による痛みの閾値の低下による痛み(痛覚
過敏)』
は、
10倍は強いので、これは無視できませんね。
 こういう副作用をお医師はご存じない。困りものです。」 

鍼灸師B 「細やかな観察ですねェ。痛みどめの常用然りですね。
貴兄も苦労されたんだなぁ。」


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