こばし鍼灸(掃骨)院 の日記
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46.腰痛患者さま≪慢性:非慢性≫の年間医療費は≪2:1≫
2012.10.24
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[tms-net:23667]【TMSジャパンの世界情報】
慢性腰痛症患者の年間医療費は、非慢性患者の2倍
イギリスの費用対効果であって、日本では調べてないのよね?
TMSジャパンさんが口を酸っぱくして言ってる。
「痛みの何たるかを学んで、ムダ金使うのやめましょうよ」って。
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慢性腰痛症の治療と関連医療費について後ろ向き(既成の?)
データを検証した結果、診察費や処方薬といった直接的なコスト
だけでも、患者にとって相当な経済的負担があることが明らかに
された。慢性腰痛症は一般的な健康問題である。
英国・ロンドン大学経済社会科学部のHong J氏らが、
GPリサーチデータベース(GPRD)から、慢性腰痛症の治療に
関連する12ヵ月分の医療費を分析し報告した。
Spine誌オンライン版2012年10月2日号の掲載報告。
英国のプライマリ・ケア患者のデータベースであるGPRDから、
分析のためのデータを入手した。
研究対象期間中(2007年1月1日~2009年12月31日)、
診察記録と鎮痛薬の処方記録のあった患者を
A.慢性腰痛症患者(6万4,167例)と定義し、年齢、性、
GP担当医に基づき1対1でマッチさせた対照群として
B.非慢性腰痛症患者(5万2,986例)を定義した。
また慢性腰痛症と初めて診断された日付をインデックス日付とし、
インデックス日付が同一の人を対照群に割り付けた。
多変量解析にて、インデックス日付以後12ヵ月で費やされた
医療費(2009年実績)を、
A.慢性腰痛症患者と
B.非慢性腰痛症患者で比較した。
また、広範な疼痛範囲を除外し、対照群をより厳しく定義づけた
感度解析も実施した。
なお著者は報告で、「後ろ向き(既成)の請求データベースで
あったため、研究コホートは選択バイアスを除外できず、
共存症の誤認、治療アドヒアランス未確認、間接コストや市販薬
コストは非評価であった」と本解析の限界について言及している。
主な結果は以下のとおり。
A.慢性腰痛症患者の総医療費は1,074ポンドであり、
B.対照群(非慢性腰痛症患者)の516ポンドの倍額であった
(p<0.05)。
A.慢性腰痛症患者の医療費の内訳で最も多くを占めていたのは
①GPの診察58.8%であり、
②続いて2次的ケアへの紹介が22.3%、
③残りが疼痛緩和の薬物療法にかかるものであり、
これらがコストの格差をもたらしていた。
・感度解析では、2群間のさらに大きなコストの格差が認められた
(1,052ポンド対304ポンド、p<0.05)。
参考文献 Hong J et al. Spine (Phila Pa 1976). 2012 Oct 2.
[Epub ahead of print]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23038621
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