こばし鍼灸(掃骨)院 | 日記 | #046.【線維芽細胞と鍼灸は相性がいい】

キズを以って傷を制す。線維芽細胞たちの再性能を最大限に活かす《鍼は世界で最も小さな外科処置》

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こばし鍼灸(掃骨)院 の日記

#046.【線維芽細胞と鍼灸は相性がいい】

2019.06.12

                                                                              リンクボタン

小橋正枝のYouTubeデビュー
https://www.youtube.com/watch?v=pEZcG-Jjsm0&list=FLVUp982MgE7gy7dBPGRZt3Q&index=1

アップロード:Kotetu Kita
平成23年度(社)富山県鍼灸マッサージ師会青年部講習会
開催日:平成24年3月18日(日)13時30分~16時
演題:「鍼灸と線維芽細胞は相性がいい-なぜ『掃骨鍼法(骨格ケレン)』か」
講師:こばし鍼灸院 鍼灸担当 小橋正枝
「鍼灸と線維芽細胞は相性がいい-なぜ『掃骨鍼法(骨格ケレン)』か」


《キズを以て傷を制す》


2013/11/07『お店のミカタ日記No.99』を、そのまま再掲します。 

【線維芽細胞と鍼灸は相性がいい/キズを以て傷を制すということ】

 最近の解剖書『アナトミートレイン』によると、筋肉を包む膜について「筋膜Myofasciaは、伸縮自在なニットで仕立てた“スーツ”のようなもの…」という。
 そのスーツには、全身に大小600ものポケットがあって中身は筋。
夫々のポケットは、関節を跨ぐ形で骨格に綴じ付けられている。
そのユニットがギュ~ッと縮むことで、向こう側の骨を手繰り寄せる。
 これはまるで、綱引きをしているようなものだから、最も傷付くのは、ロープを握り締める手の平(=筋の起始部・停止部・係留部分)という事にならない?
 

 このスーツの生地“筋膜”には、”線維芽細胞”や”マクロファージ”という細胞達が待ち受けている。

とりわけ線維芽細胞は、「平常はめだった機能を有しないが、いったん組織に揖傷が加わると、細胞細胞外基質双方を活発に産生しはじめる。
 創傷治癒の過程で創を収縮させる等、重要な働きを果たす。」
と言う。
 すなわち、自ら細胞分裂をして仲間を殖やし、コラーゲン・エラスチン線維や栄養成分を分泌して局所の修復に務める。

 この線維芽細胞を擁しているのは① 筋組織のみに非ず、
② 皮膚では真皮線維芽細胞に
③ 軟骨組織では軟骨細胞に
④ 脂肪組織では脂肪細胞に
⑤ 骨組織では骨芽細胞に
と言う様に、夫々の部署に対応した細胞群として機能してくれる。

 よって、「リズナブルなキズを以って有害なキズを制す」と言う考えは、彼らの真価を最大限に活かすことにほかなりません。

     ★ 線維芽細胞と鍼灸は相性がいい ★
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    日本の鍼灸は、撫で擦る小児科的“優”から
      病巣を解しきる外科的“剛”まで。
    その守備範囲は広く、鍼灸師の層は厚い。
      適材適所、得意の技で社会貢献を。
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#016.《ある歯科医からのエール》
https://ms-kobashiz-acupu.on.omisenomikata.jp/diary/1945544

#046.【線維芽細胞と鍼灸は相性がいい】

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