こばし鍼灸(掃骨)院 の日記
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121.【不摂生リセットのひな型≒3日3晩のインフルエンザ闘病記】
2014.05.06
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以前、mixiの然るコミュニティーにこれを投稿しましたら、
「貴方のこの意見は、一般の方には危険だから取り下げなさい。」
と言う意味のことを言われました。
勿論、皆さま全員にお奨めする訳では有りませんが、知っておいて
損はないので何度でもお話致します。
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【症例報告: おばばのインフルエンザ2009顛末記】
≪64歳(当時) 女性 小柄 痩せ型 特筆すべき疾患 無 常用薬 無≫
≪信 条≫
インフルエンザのみならず、掛ってしまったらとにかく身体を息める。
日々の不摂生をリセットする積りで。
≪状 況≫
様々な理由で、運悪く(?)科学の恩恵(?)が全く受けられなくても、
生体は信頼に足る働きをしてくれるものだと、改めて学ぶことが出来ました。
≪経 過≫
手洗い・うがい・室内のエアーウォッシュなど、十分に留意していた積り
でしたが(鍼灸院を営んでいますので)、敵(ウィルス)の行動はとても
素早かったです。
そこで、家族にも協力を得て、“Let it be”に徹して克服した症例です。
私の場合は「3日3晩」がめやすになりました。
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10/21(水)
夜、何となくだるくて、くしゃみ連発、それに付随して鼻水。
熱っぽいため、取り合えず明日のご予約は全員キャンセル。
深夜には寒気がして、熱を測ると38.4℃。「来たなぁ・・・」
今朝の9:30、当直明けの看護師さんを1時間掛けて治療。
鞭打ちの治療だったため、髪の毛には密に接触した。
彼女は、整形外科担当だが、「昨夜は風邪症状の救急が6名あり、
全員が新型インフルエンザだった。」とのこと。
10/22(木)
38度台が続く。寒気がして、項部・頚肩部のこり感がやたら強く頭重。
節々の痛さ、だるさ、くしゃみも続く。鼻水は、キリが無いのでティッシュを
捻って、牛の鼻輪のようにぶら下げ、マスクして対応。
金、土のご予約を全員キャンセル。ひたすら安静と保温、補水に努める。
寝返りを打つにも、手順、支持を考えないと動きづらい位、筋肉がバテバテ。
節々が痛い。食欲は全く無い。
スポーツドリンクだけは、娘がせっせと用意してくれた。
10/23(金) 2日目
体調は不快感が強いまま。最高39.2℃までは計測した。
それでも寒気がして、発汗は無し。今日も、余病を引き起こさぬため、
マイペースを貫く。
夜、鼻輪の先に黄色い膿が付き始めた。(まる2日)
10/24(土) 3日目
透明の鼻水だったのが、蓄膿症様の鼻汁と痰に。
排便は停まっていたものが、水溶性の下痢便に。
全身の力は抜けたままだが、身体を動かすつらさは無くなってきた。
10/25(日) 4日目
蓄膿症様の鼻汁・痰、多量。心地よい程度の発汗。水様性の排便数回。
以後、順調に回復。
≪考 察≫
生体が、39度以上の高熱で、3日3晩コトコト煮詰めてくれたウィルスや
老廃物。
徹底的に体外へ出さなくてはいけないと思い、出てくる食欲をセーブしつつ、
飲み物・食べ物を選びながらも、気分は良好に。
あくまでもマイペース、ぐうたらを決め込むことのできたオババの症例です。
その後も折々、同様の体験を致しますが、生体の処理パターンは、
これを型紙にしたかの様に経過します。
高熱が必要な期間は、どんなに厚着をしても汗がかけませんでした。
生体の判断力に脱帽せざるを得ません。 ご参考までに
コメント欄の会話~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
オババ:三日三晩、グウタラを決め込んで平生の不摂生をリセット。
食欲「0」の日がありますから、期せずして断食療法効果もありましたよ。
Aさん:動物は体調悪くなると食べませんからね。生活習慣が乱れたままで、
今までの生活を続けるために薬を飲むというのは考え直さなければいけません。
オババ: 頑張って良い時と、悪い時の見極め…これは、自分の躰に責任を
持つためのテーマでもあります。 因みに、こういう時にも鍼は効きます。
一眠りした後の軽快感が違います。
患者さまの場合には、往復の道中の心配が有るのでお勧めは出来ませんが。