こばし鍼灸(掃骨)院 | 日記 | #023.《たまには韓ドラ その②》韓国版 ”仁” ・ 馬医

キズを以って傷を制す。線維芽細胞たちの再性能を最大限に活かす《鍼は世界で最も小さな外科処置》

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こばし鍼灸(掃骨)院 の日記

#023.《たまには韓ドラ その②》韓国版 ”仁” ・ 馬医

2023.06.22

                                                                         鍼灸院の口コミサイト「しんきゅうコンパス」 リンクボタン   

2013/11/22up韓国版『Dr.JIN』 第1話  これはまた長丁場になりそうです。
 

韓国ドラマ~馬医~字幕版 全50巻 
~私は字幕を読まなきゃならないので大変なんだけど~
《懐かしの韓ドラ『馬医 』第21 話 10:50~12:55分の所ーー》今でいえば、さしずめ《慢性疼痛》の存在がそれに当たるでしょうか。
 恵民署の庭での首医コ・ジュマンと医学生たちの対話は、儲けの為の薬漬けの今の医療を痛烈に批判しているようにも思えます。因みに、社会~生活の形態が全く異ると言いながらも、今の医療の在り方や鍼灸師の心意気を痛烈に風刺している気がします。
 この頃の鍼具はに含まれるメス様の刃物を除外して考えなければなりませんが、三稜鍼を用いた「刺絡療法」は我々の領域に残されています。
 いずれにしても、鍼灸を活用した医療体系は統合医療の見地からも再構築されるべきでしょう。
因みに、然る人の曰く、『…とにかく役に立つ鍼灸という医療技術、お医者や役所も交えて、みんなでその使い道や使い方、考えて参りましょう。
≪将来の日本を支えるのは鍼灸のある医療、復興すべきは、鍼灸のある故郷の風景…≫ です。』と。

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 =首医、治腫庁の設置について語る=

首 医 「恵民署の患者の一番多い病は?」
医 生 「腫れ物(感染症)です」
   (↑現在なら差し詰め”慢性疼痛”が話題になるでしょうね。

首 医 「では、民の死亡原因で一番多い病は?」
医 生 「それも腫れ物です。」
首 医 「その通り。それだけ重要な病だ。
 体内の邪気が蓄積して発病し、初期には痛む程度だが皮膚に達すれば皮膚をただれさせ、内臓に達すれば五臓六腑に腫瘍を生じさせる。最後は治療が効かず、患者を死に至らしめる。
 この恐ろしい病は患者の身分に関係なく多くの命を奪うが、治療は決して公平ではない。
王室や両班は高価な薬剤で治療を行えるが、貧しい民は治療も受けられず死んでゆくのが現状だ。病の治療には不公平がまかり通っている。それがこの国の医療の現実だ。

 そこで恵民署は閉鎖中だった治腫庁を再建し、民を対象に治療を行うこととする。」
医 生 「ですが、治療には高価な薬剤が必要です。多くの患者をどうやって……。」
首 医 「だから、我々は治療に鍼を使う」
医 生 「鍼を?」
首 医 「薬と違い、鍼には金がかからない。医員の労力のみで賄える。金や薬がなくとも、鍼があれば民を救える。よって今後、恵民署の治療は鍼を重視する。」
首 医 「治腫指南…。今から100年前、イム・オングクが著した腫れ物に関する医書だ。噂によるとその医書には鍼に依る外科的治療の方法が書かれている…。」
医 生 「鍼に依る外科治療?人の躰を切ったり割いたりして病気を治す方法ですか?」
首 医 「その通りだ。残念ながら、その書は戦乱で消失し、今では 誰一人その治療を行えない。だが、先人ができたなら我々も必ずできると信じる。研究されなかったのは……」
医 生 「金にならないから…。薬の方が利益になるから。」
首 医 「そうだ。だから、医員は鍼の修業をおろそかにし、貧しい患者が命を落として行ったのだ。」

#023.《たまには韓ドラ その②》韓国版 ”仁” ・ 馬医

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