こばし鍼灸(掃骨)院 | 日記 | 《仮置き》線維筋痛症患者さんとの対話1/2(on Facebook)編集中

キズを以って傷を制す。線維芽細胞たちの再性能を最大限に活かす《鍼は世界で最も小さな外科処置》

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こばし鍼灸(掃骨)院 の日記

《仮置き》線維筋痛症患者さんとの対話1/2(on Facebook)編集中

2019.02.28

《線維筋痛症に悩む患者Aさんとの対話がFbに残っていた❢》 
Aさんの投稿とコメント欄の対話、取り敢えず記録。H30.7.15~
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Aさんの記述 121120
《掃骨鍼法をイメージしてみると…》
 今日は小橋鍼灸院で掃骨鍼法を受けてきました。先生との話の中で何処に向かって鍼を打っているのかという話になりました。人間の筋中のシコリをキノコに例えると、キノコの根っこが骨に付着している部分で、日々の反復動作(ADL)や、同一姿勢、またはストレスなどによって、徐々に血流(水分)が阻害され、煮詰まって行き、お焦げのようなものが付着してしこりを形成する…。
 鍼をキノコの傘の部分から軸を抜け、最終的には根っこまで到達させて、そこに付着している、お焦げなど剥ぐ。またはキノコの傘(シコリ)の部分から鍼を斜めに挿入して、ダイレクトにねっこの癒着物(お焦げ)を削ぐ方法を使うそうです。これは…なるほどそういう事はだったのかと実感します。
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Dr.K:分かりやすい説明ありがとうございます。私も先日ちょこっとだけ小橋先生の掃骨療法受けました。
 力学的にストレスがかかりやすい場所にトリガーポイントが生じやすいという観察結果(経験知のみで論文はないと思います)と一致すると思います。
 黒岩先生は、物理学の応用力学から異なる密度の物体が接する場所に負荷がかかりやすいことを述べていました。筋外膜はそれでわかりますが、筋内の筋周囲膜レベルの硬結やTpをどう説明するればいいでしょうかね~~
小橋:運動器として生体を見た場合、故障を起こすのは、部分的に負荷が掛かる事による『損傷』と考えます。
 輪ゴムの束の両端を釘で止めた筋肉のモデルを見かけますが、これは筋中のキズの説明には便利かもしれない。が、掃骨鍼法を説明するにはもっとリアルでなければいけません。
『筋の起始部は、骨(骨膜)、筋膜の内面、靭帯など丈夫な組織に広く付着する。
筋の停止部は、目的の作用を行うため、一般に紐状、円柱状で骨の限られた部位に付着する。』
 その通りに関節を跨いで、筋細胞である輪ゴムの一本一本が、夫々骨に綴じ付けられている必要がある。
 大臀筋を例にとれば、「寛骨に立体的に広範囲に根が張る起始部」「股関節を跨いで、大腿骨に縦に長~く並んで根を張る停止部」という姿。
 この筋に、日々のインピンジメント、スポーツ、事故等理不尽な刺激が加わり続けると…。
条件の悪い筋細胞は、枝毛・切れ毛のように千切れたり、裂けたり…(=筋中の疵)。
 根っこもブチブチ…血マメ…かさぶた…竹刀ダコ…(≒これが、オババの言う老廃物を咥え込んで成長する筋中に生えたキノコ?)と、ここまでは想像できるのですが、K先生の疑問の答は…解りません。 
Tkさん: 起止、停止に応力がかかるのは、想像できます。
ただ日常の経験でウェイトトレーニングでの筋肥大を考えたとします。筋肥大自体、今否定する根拠は無いと思います。オーバーロードの原則により肥大すると言う事は、筋損傷が起こり48時間の超回復後、元よりサイズアップすると言う事です。bicepsで考えれば中央がかっこよく太くなります。
 つまり筋へのオーバーロードにより、中央に損傷が起きてると言うこと=中央に負荷がかかってると言うこと。応力と言っていいのか判りませんが。接合部はrigidな材質で出来てるのか?中央部はElasticであると言う意味?FEMで解析しても意味が有るのか無いのか。負荷がかかった時、損傷はどうなるか。
 何となく、ケースバイ、ケース。 疑問はつきません。(笑)私の疑問ですから、質問されてもこれ以上は判りません。(笑、笑)
 まあ、オーバーロード以上の負荷がかかった時、筋損傷修復の為の栄養や休息が足りない時、筋損傷が治らない、TPができるんでしょうかね~??
 一つの筋に対し、均一に負荷がかかってるか?
 大胸筋を例にとると、普通のベンチプレスに対し、インクラインベンチプレスは、意図的に大胸筋の下部をかっこよくしたい時に使う。ちょっと怖いな~と思うデクラインベンチプレスは上部。つまり、筋でも部分的に効く・効かすことがある……損傷があることを示唆してると思います。
因みに筋を殺傷とかして筋肥大が起きたと言う話は聞いた事はございません(笑)
小橋:>◎オーバーロードの原則により肥大…48時間かけた超回復…元よりサイズアップ…
(筋は)中央がかっこよく太くなる=中央(筋腹)に損傷が起きる(=中央に負荷がかかる)⇒筋力(体力)UP!
  >✘オーバーロード以上の負荷…筋損傷修復の為の栄養や休息が足りない…筋損傷が治らない⇒疾病(TP)の助長?
 以上の考察によって、結果に差が出て来ることが理解できる。
①計画された、所謂『トレーニング』なのか。
②意識の有無に拘らず、理不尽な『負荷』なのか。
⇒Tkさま。恐いな、生身の身体のなかで『筋の殺傷』までも起こり得るのね。
⇒Kt先生。オババの話は経験知・仮説とご承知おき下さい。そして、ご一緒に考えて頂ければ、尚なお幸いです。宜しくどうぞ。
Tkさん: 「オーバーワーク」と言います。「筋トレ オーバーワーク」「トレーニング オーバーワーク」などで検索。
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Aさんの記述:121128
《筋肉の病巣部についてお話したいと思います。》
筋肉が、繰り返し動作やストレスによって傷つきサビつき病巣が出来ることを、「魚に砂糖を乗せて煮る」に例えると、水分をたくさん含んで美味しく食べやすい状態が正常で、更に煮ていくと・・・。水分が減り…飴炊き/ニチャニチャ…干物状/パサパサ…お焦げ/ポリポリ・バリバリ……。
 干物・ジャーキーなとが形成、煮つってねとねと、さらにべっこう飴のようカチンコチン、さらに炭化して……これは患者も鍼灸師も鍼先の感覚で分かります。
 乾燥したスルメイカのような状態では比較的砕きやすく、べっこう飴のような状態だと砕きにくいようです。鍼先はネチョネチョやトランポリンが押し返すような感覚であったり、ガリガリ、ボリボリのような音などがします。治療を続けていきシャリシャリという音がすれば筋肉は正常な状態に近づいてきると思われます。このメカニズムはまだ明らかにされていません。これらのお焦げや、スルメイカ、ジャーキーなどは筋肉と骨膜の間特に起始部(関節を動かした時に引っ張る筋肉の端)、停止部(引っ張られる筋肉の先端)に出来やすいと思われ、これらの場所に責任トリガーポイントが活性化していると思われます。しかし残念ながらこのメカニズムはまだ明らかにされていません。黒岩先生や、伊藤先生が頑張ってメカニズムを解明して下さることを切に願ってます。
小橋:アハハ・・・。どれだけの人に伝わるだろうね、この感触。我々当事者にはツーカーだけど。
Aさん: 私はただの患者ですが、トリガーポイント鍼灸と掃骨鍼法は病巣部に鍼を入れているという意味で共通していると思うので、これらの治療をしている鍼灸師ならこの感触分かると思います。トリガーポイント鍼灸、掃骨鍼トリガーポイント研究会、臨床トリガーポイント研究会では技術の高い鍼灸師が育ってきてます。今後が楽しみです。小橋先生の素晴らしい技術を継承出来る鍼灸師もたくさん育つといいですね。(^-^)/
小橋:ありがとうございます。技術者を育ててくれる患者さま❢
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Aさんの記述:121206 《私はトリガーポイント鍼灸を選択》
 掃骨鍼法がなかったら現在の仕事、日常生活はあり得なかったけど、これらの治療が絶対的なものだと思っているわけではありません。
 それは整体や腰痛ガイドブックを繰り返し読んだり、エクササイズなどを自分で行って回復した人をたくさん見てきたからです。
 ただひとつだけ言える事は、過度な安静は治癒機能を低下させるという事です。私の場合は一年間寝たきりだったため、回復が遅れたと思っています。家でじっとしていると頭の中が痛みや不安感で支配されて神経過敏が起こり他に痛い所がないか探すようになり痛みの悪循環を引き起こすと思います。
 何より仕事をしていないと自己価値が低下し、それが痛み、QOLに悪影響を引き起こすと思います。私のトラック運転手の友人は首の痛みで一年間仕事を休んでいましたが、長谷川淳史先生に「明日から仕事に行きなさい。」と怒られて、慌てて次の日から仕事に行きました。今も痛みはあるそうですが元気に働いています。(^-^)/慢性疼痛といっても病態は人それぞれですが、慢性疼痛、筋肉に理解のある治療家の治療を受けながら、患者さんも自分の感情、日常生活を見直し自分で治す努力をしていく事が大切だと思います。(^-^)/BDr.: その通りだと思います。逆に、そういう視点・姿勢になっている患者さんは圧倒的に治ります。自分の治療のゴールに気がつけますので✨
Aさん:Kt先生、コメント有難うございます。Iさんも参加していたMPS研究会後のレストランでのKt先生との会話をこの一週間思い返してみて、ある時自分の認めようとしなかった感情と目指すべきゴールに、マッチに小さな火がつくようにはっと気がつきました。
 もしかしてしてあの短時間の間に、私にヒントを与えて下さっていたのですね。有難うございます。Kt先生に出会えた事に感謝して、MPS研究会に少しでも貢献出来るよう頑張ります。(^-^)/
 Ihさん、先日のMPS研究会で再会出来てとても嬉しく思います。Ihさんのような看護師になれるよう一歩一歩頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。
Dr.Kt:>もしかしてしてあの短時間の間に私にヒントを与えて下さっていたのですね。
 →偶然ですよ(笑)、社会生活復帰できている程度の方に多い感情ですから・・・。
気付きは、聞き手によってのみ開かれると思います。私の発現と山﨑さんのアンテナが偶然合っただけです。アンテナがない人には何をいっても伝わらないですから。気づけたとしたら、それはAさんの「ちから」です。何にしても、お役に立ててよかったです。
小橋:Kt先生>アンテナがない人には何をいっても伝わらない…
 ⇒至言ですねェ。治療も、『受けて立つ方』と『頼ってぶら下がって来る方』との効果の差は大きい気がします。
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Aさんの記述:121211 《今日はTm先生の治療を受けてきました》
 今日は、先日臨床トリガーポイント研究会の修行から帰って来られ、来年2月に開院予定のTm鍼灸治療院のTm先生の治療を受けに行ってきました。
 最初に触診を受けてみて、ひとつひとつの触診が以前と全然違う、トリガーポイントに鍼が入っているような感覚、
患者A:これトリガーポイントの触診ですか?
T先生:そうです。Aさんも触診してみて下さい。
患者A:うーん分からないです。トリガーポイントの触診って難しいですね。
T先生:そうなんですよ。ここです。
患者A:あーっ分かりました。トリガーポイントの触診って奥が深いですね。難しい。
 今頃そんな事に気が付きました。鍼を入れられてみて以前とは全然違う。当たってない場所も多いけど責任トリガーに当たってる箇所も多い。でてます、認知覚。なかなかいい線はいってます。 ここはどういう風に鍼を入れてるのですか?
T先生:ここは内転筋で鍼を斜めに入れて骨に当たったら、スプーンをすくうようにして、鍼を寝かせて骨と筋肉の間に鍼を入れてトリガーポイントを狙います。
患者A:これ掃骨鍼法に近いアプローチですね。
T先生:そうだと思います。臨床トリガーポイント研究会が特にいちばん進んでいると思われる動作分析が出来ればもっといいのですが…。
 相当努力されたのが分かりました。患者さんを治すという信念をもって努力をつづけていれば将来花開く。それが分かりました。(^-^)/
Tkさん:いつかトリガーポイント症候群と言う病名ができるでしょう。
 ”スプーンをすくうようにして、鍼を寝かせて骨と筋肉の間に鍼を入れてトリガーポイントを狙います。”
鍼灸師Yr:Aさんへ。Tm先生の治療報告ありがとうございます。大阪は遠くてなかなか行けないので、定期的にFbで報告していただけると助かります(笑)
Tkさん: さっき、Aさんから電話があって「Tm先生すごいんですよ!」と…。感動をいち早く伝えたかったのでしょう。伝える相手も私ぐらいしかいないのでしょう。ははは(苦笑)
Aさん:Yr先生こんばんわ。コメントありがとうございます。全身の線維筋痛症で寝たきりだった自分が、トリガーポイント鍼灸の発症の地である大阪に行けばなんとかなるかもしれないと、富山を飛び出したのが2年前。
 大阪を離れてより高い技術の習得を求めて関東に9ヶ月修行に行ったTm先生。鍼灸師と患者ですが二人に共通しているのは覚悟です。
 Tm先生は私が関西にでて来て始めて出来た友人です。だから私の治療目的というより将来の成功に向けてアドバイスを送りたくて受けました。
 小橋先生のお陰で今の仕事、生活があります。私は小橋鍼灸院の患者で今後も小橋鍼灸院で治療を受けていこうと思っているのですが、若い志のある治療家を育てることも、トリガーポイント鍼灸、掃骨鍼法業界への恩返しであり私の使命のひとつなのかもしれません。今後どうするか、じっくり考えてみます。
 Tkさん、Tm先生は患者さんを治すんだという高い信念と光るものはありますが、まだまだ課題も多く技術は小橋先生に比べるとまだまだです。しかしは努力を続ければ将来はきっと小橋先生に追いつけると思います。
鍼灸師Yr:Tm先生にTPを指導した責任が私たちスタッフにはありますので、これからも私たちができることは協力していきます。Aさんの力もお借りして、TP鍼療法をひとりでも多くの方に広められたら幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
鍼灸師Tm:Aさんありがとうございます。未熟者な私ですが今出来る最高の治療をさせて頂く所存です。いろいろな治療を受けてこられたAさんのアドバイスはとても参考になりますし治療のヒントにもなります。良いこと悪い事ドンドンおっしゃって下さいm(__)m
 Yr先生、ご無沙汰しております。またお会い出来る日に成長をお見せできるよう努めてまいりますので、これからもよろしくお願い致しますm(__)m
 Tkさん初めまして、Tmと申します。お名前は何度かお聞きしておりました!おっしゃる通り患者様から学べる事は治療者側にとってとても貴重で有難いです。
 治療についても理解を得ていれば尚更ですね。その分その成長を患者様に還元する事が出来るよう治療者は努力していくのですね。
小橋:Tm先生、今日わ~。臨床TP研究会でのご修行、良かったですね。
 オババも、も少し身軽なら飛んで行きたいところです! 森田先生に叱られなければ、こちらでもお互いさま技術交流して修練積みたいと考えます。よろしくどうぞ。
 >まだまだ課題も多く技術は小橋先生に比べると…⇒オババは、技術はある程度getすれば、さほど問題とは思いません。
 >高い信念と光るものがある…⇒そう、それが大事なのよ!ほんと、後は心意気、それは殆ど祈りに近いかも!!
 Tk様、オババも「止められない止まらない、カッパえびせん!」になっちゃった、アハハ…。
 >「スプーンをすくうようにして、鍼を寝かせて骨と筋肉の間に鍼を入れてトリガーポイントを狙います。」「いつも、美味しく頂いてます。(^-^)/」
 ⇒なるほど、通の味わう美味しいお料理!オババもね、次に行くべきは『お魚屋さん』だって思ってた。そして習うの、お魚の二枚おろし・三枚おろし、ね!?
Aさん:Yr先生分かりました。治療の経過を記載していきます。出来るだけ臨床トリガーポイント研究会に協力したいと思ってますので今後ともよろしくお願い致します。m(_ _)m
鍼灸師Tm:小橋先生ご無沙汰しております。MTPでトリガーポイント療法を学ばせて頂きましたが、私はまだスタートラインに立ったに過ぎません。とてもMTPを語れる身分ではありませんが精進して参りたいと思っています。未熟者ではありますがこれからもよろしくお願い致しますm(__)m
Aさん: 高い信念をを持って患者と向き合ってる研究熱心な鍼灸師は必ず成長します。技術は後から身につくものだと思います。
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