こばし鍼灸(掃骨)院 の日記
-
#042.《中高年からの運動開始の注意点》
2019.05.24
-
『中高年からの運動開始の注意点』
最近、中高年(ご同輩)の「腰が…」「足が…」「ふくらはぎが…」と複数の不調・痛みを訴える方が続きました。
「庭仕事した?」「衣装の入れ替え?」「ゴシゴシお掃除?窓拭き?」
皆さん、特に思い当たることがないとおっしゃる。
しかし、この方がたの共通点を突き止めました。『運動』でした。
健気にも「せめて寝たきりにだけは…。皆に迷惑かけたくないので…。」と、ジムに健康道場に、自主的に、勧められて…ときっかけは様々ですが。
そうでなくても作今は、テレビや紙面でも、健康維持に管理にと、多くの専門家が薀蓄を傾けた指導していらっしゃいます。
けれど、お若い方お元気な方にはバカみたいな話かも分かりませんが、介護予防対策としてこれから運動を始める我々には(老婆心ながら)注意が必要です。
“一旦衰えた”筋肉・骨格の“再構築”をもくろむ私たちは、これから育って行く乳幼児の、“あの無理をしない、リズムを楽しむ姿を見習うと良いでしょう。
それにアラ還オババの実体験から、First of allの運動のご提案。
ここ数年、身体を引き上げる側(起始部側)の筋力のなさに気付いては居ましたが、ものぐさな性格が邪魔をしていました。
トレーナーに着替える・靴を用意する・出かける……
こんな条件をクリアしないと、丈夫にはなられへんのかなぁと、天邪鬼が鎌首をもたげます。
そこで『家の中で…、気が向いたら…、好きなだけ…』と言う横着な実験を始めました。
何の事は無い、ピョン・ピョン・ピョ~ォン・・・と、肘を大きく高く振りながら、軽~るく跳ぶだけと云う“縄なし(エア)縄跳び”です。
動悸しては息み、息切れしてはサボり、思い出したら一寸だけ…。
筋肉痛という一人前の反応を受け入れるのに、2~3ヶ月も掛かってしまいましたが、6ヶ月後の今は100~150回を超すまでに漕ぎ着けました。そして、運動直後の動悸・息切れも心地よくなり、それも速やかに安定。
何よりも、中心軸がぶれにくくなって、周りからは姿勢をほめられ、外歩きの際には、一歩一歩がぐいぐいと歩幅を大きくとれる。
長らく危険危険と云われていた骨塩量も、安全圏に入りました。
「鍛える」なんて、これっぽっちも言えないけれど、『安上がり健康法』を今後とも実験して、後日談ご報告致しますね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
コメント欄の対話
Aさん:田舎では「運動」より「畑仕事」が普通です。クーラーの影響もあるのでは?」
Bahba : 新鮮な空気の中で畑仕事…自然の中で得る健康は理想ですね。
一方、都会ではわざわざお金を払って運動法を学び、身体を冷やす…
矛盾の様ですが、独居老人問題が云々される中、社会と繋がる手段として致し方ないのかも知れませんね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
中高年からの運動開始の注意点追加補足
寝た切りから生還した方には「もっと軽く」する必要があります。
立ちあがれるならば、
① かかと…肩幅程度
② つま先…親指をくっつけてカタカナの「ハ」の字
③ お膝…曲げて、内ももをしっかりくっ付けて安定させます。
*動きは…お尻を軽~く上下にユッサユッサ…
立っちが嬉しい幼児のマネッコ。
*背筋は…シャッキ~ンと垂直を意識
(足底…左右対称に踏み締め。)
*イメージは、運転席のミラーにぶら下がったお人形さん。
*手は、身体を支える必要が無ければ、肘を両脇に構え、
膝の曲げ伸ばしに合わせて前後に振るだけ。
*余力が出てきたら、後ろに引く方に力を込める。
♫♫・*:..。♫*●♫・*:..。♫♫・*:..。♫*●♫・*:..。♫♫・*:..。
【年寄の冷や水】
*呉々も、生真面目に遣り過ぎないこと。
但し、思い出したら、何時でも、どこでも、ちょっとだけでも…
*好きな歌ワンコーラス位から始めると良いでしょう
それでも、三ヶ月後、半年後には…何かが起きる!!!
カッコイイ事は それからどうぞ。
♫♫・*:..。♫*●♫・*:..。♫♫・*:..。♫*●♫・*:..。♫♫・*:..。