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キズを以って傷を制す。線維芽細胞たちの再性能を最大限に活かす《鍼は世界で最も小さな外科処置》

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こばし鍼灸(掃骨)院 の日記

83.医師が語る鍼灸療法/Fbより(編集中)

2020.08.25

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《医師も知っておきたい鍼治療》
‐高山真・東北大学病院漢方内科准教授に聞く◆Vol.3

小橋 正枝 ――2016年8月24日投稿文――
《鍼療法》【多職種連携を考える中での鍼灸技術の考察】
 日本の鍼灸は、① 小児科・内科的運用から、② 深部まで解し切る外科的運用まで。お医者方だけでなく、夫々を手分け出来る鍼灸師さんの認識も急がれるのでは?

 ① 文中より内科的考察 ~~~~~~~~~~~
……鍼治療の機序解明目的で行われた動物実験では、下肢に鍼刺激を与えた際に、刺激が脊髄後角、脊髄視床路、視床、大脳の知覚中枢へと投射されること、それに付随して視床下部や中脳水道周囲灰白質、延髄弧束核へも投射されることが示されています。
 視床下部への投射によってCorticotropin-Releasing Hormone産生細胞の減少とオキシトシン産生細胞の増加からストレスや不安、過敏性に対する効果が現れます。
 また、中脳水道周囲灰白質への投射によりオピオイドの分泌と青班核でのノルアドレナリン、大縫線核でのセロトニンの放出が起こり、痛みに対しての下降性抑制系の賦活による鎮痛効果が現れます。
 さらに、延髄弧束核へ投射されることで迷走神経背側核から胃腸の蠕動運動、延髄吻側外側野から心血管系調節と、いわゆる自律神経系への反応が起こります。
鍼刺激により生体の様々な部位での反応が認められ、条件によって反対方向への反応が起こることもあって複雑ではありますが、その機序は徐々に解明されてきています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ②オババの考察:筋・骨格(運動器)の問題を、機能のみならず器質的な面からも対応が必要。


元記事はこちら=================
冨田 祥史 2016年3月17日 

 YNSA学会でも発表して下さった高山先生の素晴らしいお話です。シェア希望です!m(__)m

以下一部引用ーーーーーーーーー
《医師も知っておきたい鍼治療‐高山真・東北大学病院漢方内科准教授に聞く◆Vol.3》
ペイン・疼痛軽減での相談増える

鍼治療は医師も施行可能
――「鍼治療は鍼灸師のもの」という印象を受けます。

 症状は見ているものの、患者の体質や漢方的病態を考慮せずに処方しているケースがうまくいかないケースに当たるかと思います。例えば、腹部の術後に処方することの多い大建中湯(だいけんちゅうとう)は、もともとお腹が冷えて痛んだり、膨満感があったりする場合に使われてきました。この薬は基本的に痩せていて体力がなく、お腹が弱く、ガスがたまって困っている人に相性が良い漢方薬です。

 鍼治療に取り組む医師はまだ少ないかもしれませんが、麻酔科や整形外科、神経内科の先生方から治療に関する質問や相談を受ける機会は増えてきています。特に麻酔科では、ペインコントロールの選択肢の一つとして取り入れている医師も増えてきています。通常の薬物療法では抑えきれない痛みや慢性痛が、鍼でツボ(経穴)を刺激することで改善することは珍しくはないのです。また、鍼治療によって使用している鎮痛薬を減量もしくは中止できる例もあります。実際、これまでの研究において、鍼治療の鎮痛作用が証明されており、臨床的に用いられてきています。

 医師から「鍼灸師でもないのに医師が鍼治療を行うことは許されるのか」と質問されることがあります。医師免許を有する医師は、患者の治療目的で侵襲性のある医療行為を行うことが許されており、採血や手術などもこれに当たります。鍼治療で使用する医療用鍼のうち、よく用いるものは太さが0.16mm程度と髪の毛程の太さしかなく、ほとんど痛みを生じずに皮膚に刺入することが可能です。このような鍼を用いる鍼治療を医師が行うことはできますが、大事な点は鍼の使用方法や鍼治療の適応、合併症などをきちんと理解して施行するということです。

 日本で鍼治療に取り組む医師はまだ少数ですが、私が留学したドイツでは、約38万人の医師のうち約2万人が鍼治療の学会に参加し、200時間以上のセミナーや講習会、実習により知識と技術を得て学会認定を受け、日常診療に取り入れていました。

鍼治療は本当に効くのか
――鍼治療のエビデンスについて教えてください。

 鍼治療が効くかどうかを検討する研究は、近年盛んに行なわれ、臨床研究や動物実験でも明らかになってきています。例えば、ドイツで2000年から開始された鍼治療に関する複数の大規模臨床研究(Acupuncture Randomized Trial, Acupuncture Routine Care, Acupuncture Safety and Health Economics Study)では、腰痛、変形性膝関節症、片頭痛・緊張型頭痛などの症状・疾患を対象に、それぞれ1164人、4万3351人、26万0159人の患者による臨床研究が行われました。その結果、鍼治療の有効性、効果や費用対効果が明らかとなり、国家レベルでも認められ、鍼治療が健康保険の適応となったことは世界から注目されています。

 また、鍼治療の機序解明目的で行われた動物実験では、下肢に鍼刺激を与えた際に、刺激が脊髄後角、脊髄視床路、視床、大脳の知覚中枢へと投射されること、それに付随して視床下部や中脳水道周囲灰白室、延髄弧束核へも投射されることが示されています。視床下部への投射によってCorticotropin-Releasing Hormone産生細胞の減少とオキシトシン産生細胞の増加からストレスや不安、過敏性に対する効果が現れます。また、中脳水道周囲灰白質への投射によりオピオイドの分泌と青班核でのノルアドレナリン、大縫線核でのセロトニンの放出が起こり、痛みに対しての下降性抑制系の賦活による鎮痛効果が現れます。

 さらに、延髄弧束核へ投射されることで迷走神経背側核から胃腸の蠕動運動、延髄吻側外側野から心血管系調節と、いわゆる自律神経系への反応が起こります。鍼刺激により生体の様々な部位での反応が認められ、条件によって反対方向への反応が起こることもあって複雑ではありますが、その機序は徐々に解明されてきています。

以下続く
https://www.m3.com/open/clinical/news/article/408093/?fbclid=IwAR0bjzYNnD4tmHonK8aQNRDqOtAQxQj5e_T6NDaZzxk4MWCrpaxiI8F9EIE
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