こばし鍼灸(掃骨)院 | 日記 | #97.専門家用／ヘルペスの後始末

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　   《鎮火したつもりのヘルペスの残骸処理》 　2017(H29)年12月9日、来阪のついでに首肩背部のコリを主訴して立ち寄って下さったお仲間のMs氏。
付かず離れずながら長年のお付き合いで、何気ないおしゃべりの中に「ひと月前にヘルペスをやった」と。
　皮膚だけを見ると無視できないこともないけれど、40kPaの陰圧でCuppingしてみると、水疱の痕がくっきり浮き上がって来た。ひと月後の今も、生体はまだまだバトルを続けてくれているらしい。
　ほんの出来心(？)で発疹の痕７～８ポイントを浅刺して、やはり40kPaで吸引した結果小さなナメクジを赤黒く染めたような瘀血が出てきた。
その時のFacebook（ご本人の記述）➤ 🌟ヘルペス後神経痛の刺絡体験
　　　　　　
《後 日 談》2021.10.24 Fbメッセンジャーでの対話
わたし ： Msさま、こんにちわ～。ちょっと古い話(2017年)になりますが、ヘルペス後神経痛のその後の経過は如何ですか？　希望的観測で、再発のないことを願っているのですが。

Ms氏 ： お返事遅くなりました。ご無沙汰しています。
　その後は日にち薬で、今となってはヘルペスに罹っていたことも忘れてしまうほどです。
　ですが、年に一度？ぐらい (左)脛骨の内側「三陰交あたり」がピリピリっと言う感じで、神経痛のような痛みまでは行きませんが、変な感じがあります。でももう忘れるぐらいです。
　あの時、小橋先生の強烈な刺絡治療を受けて無かったら、長引いていたと思います。
しかし自分では、”自分に対しても患者様に対しても”、 あのレベルまでは攻めきれないですね。^ ^　
本当に貴重な体験でした。
　また治療を受けに伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。m(_ _)m

わたし ： お返事有難うございます
　JNOSのDr.のFbにヘルペス体験のお話が有ったもので、そこのところを確かめておきたかったのです。
三陰交のムズムズも、一度刺絡しておくと良いと思います。かつての “超”痛覚過敏の山も低くなっている筈ですから。
　刺絡が有効なのは、『組んず解れつ、病巣で戦っている “猛者さん達” を最寄りの体表に引きずり出す』ことにあると思います。『喧嘩両成敗』です。何れにしても、私は体験したくはありませ～ん !
　Ms様の体験記、何処かでカミングアウトさせて頂きますよ～。ただし、お名前は伏せておきますね～。

Ms氏 ： どうぞ。お役に立てることでしたら。^ ^
　今年 小橋先生のところへ治療に行かれている先生方（Km先生、Or先生、Kr先生などなど）皆さんとも仲良くさせていただいてます。ご縁ですね。
　ヘルペス治療して頂いたときのお話もさせていただいてます。

わたし ： わ～、有難うございます　ともどもに元気に続けて参りましょう

➤この様な徹底したお掃除が、再発防止に繋がっているようです。



＊この療法の後始末は、次亜塩素酸ナトリウムの出番。

コメント欄での対話~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Uさま ： 小橋先生、次亜塩素酸ナトリウムは手指消毒に用いてはならないはずですが、次亜塩素酸水との表記間違いでしょうか？それとも次亜塩素酸ナトリウムの方が良いエビデンスが有るのでしょうか？

こばし ： 次亜塩素酸ナトリウムは、キッチンハイターとして台所で活用されていることはご存知でしょう？
　O-157以来、市民権を得た存在ですし、武漢コロナに関わらずトイレの掃除にも、器具類の消毒にもうってつけの存在です。
　私にはこの方の情報がとても参考になっていますが如何でしょう？
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《YouTuber才媛テス子の実験室》2020/04/08up
【次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違い・仕組み・注意点】⇔　現在シェアが不能。

Uさま ： 小橋先生丁寧なご説明有難うございます。
私は皮膚消毒に用いると勘違いしたのですが、後始末と言うのは治療に用いられた器具の消毒に次亜塩素酸ナトリウムを用いられたという理解でよろしいでしょうか？

こばし ： はい。器具類はバケツで浸漬。ドアノブなど、手の触れるところは1～2％の溶液を用意していて、スプレー後ふきとり。この場合、私は面倒なので素手で遣ってしまいますが、今のところトラブルは有りません。
　もともと治療でアルコールを頻繁に使うので指紋が薄くなっているらしく、以前ハワイの飛行場で指紋が中々取れなくて難儀したことが有りますが。

Uさま ： 僕は今のところアルコールでの消毒を行っていますが、ドアノブ等の消毒に用いてみます。
　帯状疱疹は昨年患い後遺症もなく消えたのですが、そういう場合でも冩血治療は再発予防に行うと良いのでしょうか？

こばし ： 修まっているなら敢えて行う必要はありませんが、運悪く再発した時にはお試しください。
　敵味方が組んず解ぐれつしている間に、喧嘩両成敗という訳です。前述の症例は、発疹の痕がまだ怪しげだったので実行致しました。


 除菌力比べ ／セラピ株式会社の資料より








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ご本人が記した当時の疼痛部位