こばし鍼灸(掃骨)院 の日記
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4-1-1.《骨棘》外頭蓋底
2022.06.07
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《外頭蓋底の石灰沈着》
この症例、やっと終焉に近づいてきた気がします。が、焦げ付いた(こびり着いた)代物は黒々としていて、長きにわたってくすぶり続けていたのだと想像できます。その辛さを中々解ってあげられなくて……(2022.6.5記す)
《元記事》小橋 正枝2021年6月5日付 Facebookの記述~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
《The Musketeers 鍼灸版》小針刀1.2mm径(80mm長)の出番。うず高く積もった石灰沈着を砕き、削ぎ落とす必要に迫られて”帯刀？”せざるを得ませんでした。
※写真下の２本は0.6mm径の刃針。
《追加記事》~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
若年層の頭蓋骨にツノ状の隆起ができていた......その理由は？
WorldVoice／Newsweek（2019.6.21）
《頭蓋骨にツノ状の隆起》NEWSWEEKJAPAN. JP記事
CNさん：小橋先生、ありがとうございます！ ものすごく勉強になります
私もこれなんだろぉーって鍼をしてて思うことがよくあって。なるほどーってやっと納得しました
ms.koba：私もこの記事を見た当時は、「ここまではね～」と思っていたのですが、我が家にも居たんですよ~。
切り崩しても切り崩しても滑らかな骨格が現れないし、自覚症が除れないヒト。我が家で最も大変な症例はヘルニア手術の後始末で、これは原因が見え見えなのだけれど、スマホ首の場合は原因が判らないから悩みました。今だってスマホ、パソコンが真犯人だとは言い切れないけれど、”犯行”現場の痕跡は紛れもなくこれっ！
ISさん：持ち手はご自身でカスタマイズですか？
ms.koba：鋭いですね～！ 刃針に関してはYes.です。こうしておくと”彫刻刀”の刃の向きが判りますので。
KTさん：さすが！！
《2022.6.6のコメント欄の対話》~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
YMさん：頭痛で頸椎レントゲンをとっていると、頸椎棘突起の尾側に出来ている若年者はたまに見ます。後頭隆起のは、たまーにあります。こんなの、鍼で割れるのですか？
ms.koba：はい、YM先生。砕いて砕いて、削って削って…。日々、「鍼灸師で良かった」と思える有り難さがそこにあります。そんな施術を受けて立って下さる患者方のお陰で…と言うより、そんな患者方に背中を押されお尻を叩かれて、現在に至るhari-bahbaです。
YMさん：割ったあとは、どうなるのでしょうか？石灰化は見えなくなるのかなぁ？
ms.koba：YM先生。砕いて砕いて削ってけずって…。涙ぐましい努力をしているのは我々のように見えますが、後始末は生体の小さな戦士たちにお任せです。エコーで見る白い筋張りは日常茶飯でしょうが、より深部の骨棘・石灰化は、針が出番だと心得ます。YM先生のような方が追跡して下さるなら、実に有り難いのですが。
追伸です。「リズナブルなキズを以て古傷を制す」で、私は今のところこの記事を拠り所にしています。
《線維芽細胞とはヒトに元来備わる万能の細胞(皮膚に筋肉に骨などに)StoneWasher'sJournal》