こばし鍼灸(掃骨)院 | 日記 | 白帝城/李白を考察する

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こばし鍼灸(掃骨)院 の日記

白帝城/李白を考察する

2023.10.25

参考資料《中国五千年倶楽部》さんのYouTube借用 
https://www.youtube.com/watch?v=xmR9JkxBWJE...

《考察》~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

白帝城を辞する李白は、
A.『一年の務めを終え、退職金を得てウハウハと家路を急いだ。』のか、
B.『自由奔放でハメを外すことの多かった李白は、皆に疎まれてクビになった』のか…。
➥私acupunは後者の説を取ります。 
聞き齧り、独断と偏見でその様子を描いてみると…。
➤『玄宗皇帝や楊貴妃に仕えながらも、酒癖の悪い李白は高力士らに疎まれ、白帝城を辞さざるを得なくなった。
 早朝とは言え、見送りもなく身一つで去る白帝城を見上げれば、朝焼けに包まれている。
千里も遠く隔たっていると思っていた故郷に、小舟は一日で着いてしまった。
 途中、両岸で泣き叫んでいた猿の声は、まるで後ろ髪惹かれる思いの、自分の心そのものでは無かったか。』
【早に白帝城を発す】 李白        
  朝に辞す白帝 彩雲の間          
  千里の江陵 一日にして還へる 
  両岸の猿声 啼いて住まざるに 
  軽舟已に過ぐ 万重の山                 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

 ここに詠われている区間は、長江と両岸に高い山が続く地域でお天気も変わりやすいのだそうです。

 因みに我が田舎熊本では、「朝焼けはその日の雨」「夕焼けは次の日の晴れ」という故事があり、我が母もよく口にしていました。
 中国にも「朝霞不出門、暮霞行千里」と言う諺があるそうで、「朝焼けは、天気が下り坂の兆し。朝焼けが出たらできるだけ外出しない方がよい。」
「夕焼けは晴れの兆候。夕焼けが現れたら千里の旅に行っても大丈夫。」と言われているそうです。
 大陸と島国の違いは在っても、空模様の捉え方は同じで親しみを覚えます。
《考察》◎ここで大詩人は敢えて、『朝焼け』『猿の哭き声』の言葉を選んでいる。
    ◎故郷に錦を飾るのならお土産もドッサリあっただろうに、なぜ小舟で?
     それも天気の悪い日に。
 ➥これが私が、A.案で無く、B.の状況であっただろうと考える理由です。

➥➥C.どんでん返し~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
          『実はA.であったが、周囲を慮ってB.に見せかけた?』

白帝城/李白を考察する

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