こばし鍼灸(掃骨)院 の日記
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⑬心得ておきたい“トリガーポイント療法”
2012.05.14
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患者さま 並びに わかばマーク鍼灸師さんへ
≪心得ておきたいトリガーポイント療法≫
かつて心臓外科医として活躍したドクターが、今、筋肉の大切さを
解り易く説く 渾身のトリガ―ポイント療法の入門書
『腰痛、肩こりは なぜ治らないのか?』
久田義也著 幻冬舎刊 700円
麻布ぼだい樹クリニック
http://azabubodaijyu.com/
世界の情勢として、鍼療法の効果が"推奨度B(行った方が良い)"に
位置付けられたのはとても喜ばしい事ですね。
それではその技術は、打ちさえすれば良いのかと言うと…
…そうは行かないようです。
統合医療のフィールドで、鍼灸の≪素朴で確実なノウハウ≫語る時、
洋の東西を繋ぐ最も有力な共通語とになり得るのが、≪trigger point:
トリガーポイント≫です。
それを、とても解りやすく書かれた本が有ります。
この本を手にした時のオババの印象を、言葉を変えずにお話しますので、
これだけは最後まで読んで下さいね。
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「執筆者 久田義也先生は、トリガ―ポイント療法で実績があり、患者方の
間でとても評価の高いDr.ですから、オババはかなり期待しました。
脱稿が楽しみで、発売と聞いて書店に走りました。 ところが、店員さんに
調べて貰わないと分らない。小さくて、うすくて、地味で、お値段は700円。
正直「えっ!?」と思いながら読み始めたものの、始めの数頁は
「誰かの二番煎じじゃないの?」と言う様な印象でした。ところが ! 所が !!
読み進むにつれ、『これは現場で真剣白刃の人にしか書けない!!!』と
確信するのに時間は掛かりませんでした。
薀蓄を傾けた中から、必要最小限にまで削ぎ落として削ぎ落として…
そのために、どれだけご苦労だった事だろうかと…。
もとより師はDr.ですから、注射療法をなさいます。加えてディープ・
ストローキング・マッサージをなさる。
が、我々はもっと微細な鍼で、なお深部まで解きほぐすことが可能。
有り難いではありませんか。
だからと言って、鍼灸師の皆さんに「トリガーポイント鍼療法をやって
下さい。」と申している訳ではありません。
ただ、これから増えるであろう患者方の質問に対して、適切に応えられる
お一人であってほしいと願う老婆心から……。
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久田先生には今後、専門家向けのご執筆を期待しつつ。
いやはや、さすが幻冬舎! オババ敬服
