こばし鍼灸(掃骨)院 の日記
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33.■血糖の正常高値が海馬の委縮に関連
2012.09.16
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【長谷川 淳史先生(TMSジャパン)の世界情報】
オババ考~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
海馬は認知症に関わっているそうだ。そこが委縮するとなると…。
自分だけの問題では済まされないですよね。
取り過ぎたカロリーが、“エイリアンとしか呼べない「極悪脂肪」に
化けてしまう怖さ”も知っておきましょうか。
謎の心臓病 by NHKためしてがってん
http://blogs.yahoo.co.jp/ms_acupun/9589438.html
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元記事[tms-net:23355]*~~~~~~~*~~~~~~~*
■血糖の正常高値が海馬の委縮に関連
正常血糖値であってもそれが高いほう(正常高値)であれば認知症に
見られる脳の委縮リスクが高まることが、オーストラリア国立大学
(キャンベラ)のNicolasCherbuin氏らの検討で明らかになった。
「Neurology」9月4日号に掲載された報告によると、2型糖尿病と脳の
委縮、認知機能障害、認知症発症の関連を示す研究は数多くあるが、
正常高値がどのような影響を及ぼしているかはほとんど知られていない。
Cherbuin氏らは研究で、60~64歳の正常血糖者249人を対象に
初回と4年後の2回、脳をMRIで撮影し、記憶力や思考力にかかわる
領域の体積を調べた。
その結果、血糖値が正常であっても高値に近い人では、そうでない人に
比べ、海馬および扁桃体の体積が委縮している傾向が確認された。
年齢、高血圧、喫煙、飲酒の有無といった因子を調整して解析したところ、
血糖の正常高値はそうでない人に比べ、同領域を6~10%委縮させることが
明らかになった。
この検討では、血糖の正常高値と脳の委縮の明白な関係が証明されるには
至っていないが、Cherbuin氏は、「糖尿病未発症の人においても血糖が
脳の健康に影響を及ぼしていることが示唆された。
さらなる検討が必要だが、脳の観点から正常血糖の範囲と糖尿病の
定義を見直すという考え方が示されたといえる」と述べている。