こばし鍼灸(掃骨)院 の日記
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62.【自賠責さんに物申す その2】 /130207分 再掲候補
2019.01.01
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【何度でも言うよ! 自賠責さんにはぜひ聴いて頂きたいので !!!】
お医者さまに診察して頂いて、「レッドフラグ(危険因子)」が無く、
患者さまも辛くないということであれば、なるほど、それ以上の処置は
無用なことです。
では、自覚症(痛さ、つらさ、不自由さなど)が有るのに、検査に出なければ
全てが気のせいだろうか。
安静が得策でない事は百も承知で申し上げる。
平成23年、NHKの「ためしてガッテン」でも痛みの85%は原因不明と
されていた。
しかし、目に見える部分で譬えれば、「手の平や足裏・踵」などには、繰返し
刺激を受け続ける事で、タコやマメが出来るではないか。
生きている限り、ひと時たりとも息むことなく動き続けている運動器としての
筋・骨格・その接合部分が、どうして≪無傷≫だと言えるだろう。
況してや、事故と言う理不尽な暴力にさらされた生体と心をや!!!
一方、その人に「切り傷・火傷」を治す力が有るならば、それは
マクロファージや線維芽細胞…などの強力な助っ人が、体内で働いて
再構築してくれる証拠!
故に、彼らが働きやすい内部環境を、もう一度作り直してあげれば良い。
結合・支持組織成分のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸等を分泌し、
線維に絡めて丈夫な修復をしてくれるのだから。
『治療と言うリズナブルなキズ(創)を以って、害をなすキズ(疵)を制す』
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さて、自賠責さん。
顧客の大切な保険料を護るためであろうが、慇懃ながら一線を引いた
強硬な姿勢に出会う度、オババは
「ちょっとそばに来て、ここを触ってごらんなさい!!!」と言いたくなる。
厚労省も努力はなさって居るらしいけれど、余りにも現場からは遠すぎる。
事件は現場で起きているのよ。その現場の、被害者・加害者に、
直接関わっていらっしゃるのが自賠責さんでしょ。責任重大ですね。
御社の中にも、同じようなお苦しみ・お悩みを抱えた方がいらっしゃる筈。
ならば、データがどうのこうの云っている暇に、実際に様々な治療を
受けてみて、どの療法のどの技術がより有効なのか、現場検証を
なさっては如何か。
御社の規定なのでしょうが、「どうぞ」と言われる≪整外・整骨・6ヶ月≫で、
どうしても納得のいかない状況になって、やっと鍼灸療法が浮上して来る
そして、おおむね希望は却下される。
しかし、我々の鍼灸療法には、鍼をアンテナとして病巣を試掘するような
技術が有ります。
この場合、日本鍼灸の≪撫で擦る“優”から、病巣を解しきる“剛”まで≫
と言う、幅広い守備範囲の中で、とりあえず後者がお役に立ちます。
生体内に起きているこの“事件”は、体表だけ撫で擦っていても
解らないのだから。
このお取組みが真剣であれば、費用対効果の成果は必ずあがるはず。
また、「その技術持って来い」と仰るなら、何処へでも参上致します!
大阪のhari-bahba
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同業者の方に。
夫々の病相に応じた、適切な施術をお取組みの皆さまには敬意を
表するものであり、内科的、小児科的な優しい治療を否定しているのでは
ありません。
ここでは、自賠責ないし加害者が全責任を負うべきところを、規定と称して
在り来りの治療で打ち切りを強要されている患者さまとの出会いがあって、
「未だにこの調子か」と憤りが込み上げているのです。
こばし鍼灸院 小橋正枝