こばし鍼灸(掃骨)院 の日記
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72.【ネット情報の怖さ】(天声人語)
2013.04.17
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便利だなと思っていたが、時には災厄をもたらすものでもあった。
インターネット検索大手「グーグル」の予測表示機能である。
ある単語を入力すると、関連する言葉が勝手に現れる。飲食店の
名前なら、銀座、赤坂などと所在地を示したりする
▼ある男性の場合、その名前を入れると犯罪がらみの言葉が併せて
表示される事態になった。あたかも男性がその犯罪にかかわった
かのような中傷記事が検索にひっかかり、容易に読まれてしまう
▼これは男性への名誉毀損(きそん)である。東京地裁は一昨日の
判決でそう認め、グーグルに表示の差し止めを命じた。
男性の代理人の富田寛之弁護士は「表示は自動的、機械的にされる
ものだが、グーグルにも責任があると認めた点で画期的」と評価する
▼自分についての情報がネット上で独り歩きしてしまうことの怖さを
如実に示す例である。自分の情報は自分でコントロールすることが
できなければならない。それは現代のような高度情報化社会には
欠かせない「新しい人権」だろう
▼欧州では「忘れられる権利」というものが唱えられている。
ネットに一度公開された不本意な情報を、後から削除させる権利である。
買い物をはじめとするネット上の行動履歴を、業者に追跡されることを
拒む権利も議論されている
▼いま個人情報を電脳空間にさらさずに暮らすことは難しい。
それでも選択の余地はある。例えばポイントカードはただお得なのでは
ない。履歴が残る。そう知った上での選択がある。
余 談 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ポイントカードのメリット;履歴を残しておける。なるほど!