こばし鍼灸(掃骨)院 | 日記 | 150．《若葉マーク鍼灸師さんに》【何度でも言うよ、四の五の言わずに深部まで解しきってみてって。】

《何度でも言うよ》【四の五の言わずに深部まで解しきってみてって。】
　命があり、軟部組織・結合組織が有り、膜組織 fasciaが存在し、
そこに線維芽細胞が生きている限り、生体の修復は可能なはず。
　貴方の筋肉が、深部までフカフカで上等なら以下は読まなくて結構。
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 　橋本一成の「解剖学の抜け穴」は読みましたか？
取り寄せが必要かもしれないけれど、これによると、脳脊髄液は
脳と脊髄だけではなく、脊柱を出てゆく末梢神経の鞘の中をも
栄養していることが解る←当然だよね。
　身体は、血液・リンパ液・脳脊髄液が、夫々のパートを
隈無く循環することで生かされている。
　体重の50％といわれる筋量のうち、筋膜 myofasciaの嵩は
半端じゃないそうだ。
　損傷が線維芽細胞活性の引き金になって、
コラーゲン線維・エラスチン線維→ヒアルロン酸という構図。
ここらあたりはググれば資料には事欠きませんでしょ？
　ならば、我々が直接アプローチできる筋肉を解しきって悪かろう筈がない。
だから、”リズナブルなキズを以て有害なキズを制す”

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【最近読んで、アンダーラインで真っ赤っかになった本（発行順）】
　　（宣伝頼まれている訳では有りませんよ～！)

 ①『腰痛、肩こりは なぜ治らないのか？』
　　＝トリガーポイントを理解しておく＝
　久田義也(麻布ぼだい樹クリニック院長)著　幻冬舎刊　700円
⇒かつて心臓外科医として活躍したドクターが、今、
筋肉の大切さを解り易く説く、渾身のトリガ―ポイント療法入門の書。
　蛇足ながら我々の鍼治療に耳傾けてくださる方です。

 ②『肩・腰・膝…どうやっても治らなかった痛みが消える！』
　　＝鍼治療、トリガーポイント注射療法を理解する＝
　北原雅樹(慈恵会医大ペインクリニック診療部長)著　河出書房新社　1200円
⇒慢性痛をこじらせる日本医療の盲点を、毎年海外を視察し
世界の常識を知る著者が、「痛み治療を根本的に見直す時が来ている。」
と喝破する。鍼療法も駆使するお医者さん。

 ③『長引く痛みの原因は、９割が血管』
　　＝鍼灸治療の効果裏付けの一つ＝
　奥野祐次(慶應義塾大学医学部 江戸川病院)著　ワニブックスPLUS新書　830円
⇒どんな血管かというと、レントゲンでもMRIにも映らないモヤモヤした毛細血管。
　著者はガンDr.で、造影剤を使うため偶然これを発見できたという。
　奥野先生が鍼治療と刺絡療法をご研究下されば、鬼に金棒なんだがなぁ。

 ④『ダイエットにまつわる20の落とし穴』
　　＝“血液”を見直す。患者方・施術者の努力を定着させるために＝
　ジョン・ブリファ著　江部康二・夏井睦監修　朝日新聞出版　1900円
⇒著者もさる事ながら、監修の江部先生は『糖尿病』を糖質制限で
著効を上げておられ、
夏井先生は凄いブーイングを浴びながらも『湿潤療法』を定着させた
打たれ強いお医者さん。
これは肥満だけの問題ではありません！《糖質制限のお勧め》

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 追加：【ないしょ内緒…】
　以前はね、おベント箱を例にして《ご飯(炭水化物)を5、野菜を3、肉・魚を2》
という様な栄養指導がされてたのよね。
　今、糖質の害が叫ばれ始めて分かることは、これでは完全に栄養失調。
　おまけに《5》の部分は胃拡張を来たし、胃袋が縮む時に空腹感を伴う。
また、『3度の食事とおやつ』とくれば、高血糖の状態が持続するので、
低下した時には気分が悪くなる。これは完全に禁断症状でしょ？
　
　でも、このことが皆さんに理解され主流になれば、日本の食文化が
ひっくり返ってしまう。
　ですから、気付いた方だけ、こっそりチャレンジしてみて。