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キズを以って傷を制す。線維芽細胞たちの再性能を最大限に活かす《鍼は世界で最も小さな外科処置》

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こばし鍼灸(掃骨)院 の日記

153.《高度再生医療/iPS細胞》【医業・工業・薬業を融合して医療を支える】

2015.07.12

《高度再生医療/iPS細胞のこと》

・ 一昨年(2013年)、田畑泰彦先生の『自然治癒力と再生医療』という
講演を聴く
機会がありました。
・ それは余りにも先端過ぎて、私には目玉白黒でしたが、頂いた10ページ程の
資料の中に、ここだけは赤々とアンダーラインが
あります。

~~~以 下 抜 粋 ~~~~~~~~~~~~~~~~~

生体は、基本的に2つものからなっている。

・ それは細胞とその周辺環境である。(図1)
周辺環境のイメージを理解しやすくするために細胞をヒトにたとえてみる。
・ いかに丈夫なヒトでも、家や食べ物がなければ弱ってしまう。
これは細胞においても同様である。いかに能力のある細胞でも、家や
食べ物が不足すれば、本来の能力を
発揮することは極めて難しい。

細胞の家に当たるものは、細胞の周辺を埋めている細胞外マトリックス
である。
食べ物にあたるものが細胞増殖因子などである。

・ 細胞が元気な場合には、細胞は細胞外マトリックスも細胞増殖因子も
自分で作る。

・ しかしながら、病気や生体組織に損傷があるときには、細胞は弱っていて、
それらの成分を作る能力が低下している。

・ そこで、いかに元気な細胞を準備しても、それのみを体内に
移植するだけでは、
病気の体では細胞周辺環境が整っておらず、
細胞力による再生治療効果は
必ずしも期待できない。

・ そこで、細胞力を高めるためには、細胞に周辺環境を作り与えることが
必要不可欠となる。

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つまり、高度再生医療 DDS(ドラッグ デリバリー システム)とは
1)必要な細胞を育て(←iPSは試験管の中では非常に能力の高い細胞だそうです)
2)育った細胞を生かせる生体の構築をして(←これは日々ご自分でも責任を負うべき)
3)局所に、最適のタイミングで投与する。
ことだそうです。 

田畑先生の90分におよぶ熱弁で、船酔い状態だった私メ。
・ 次のまとめで胸の閊えが下りました。それは、
「再生医療とは、細胞の持つ自然治癒力を高めて病気を治す治療法で、
細胞の“元気度”がモノを言う。」
というものです。
・ 我々MPS研究会の筋膜リリース・トリガーポイント注射療法・鍼療法も、
重積して
機能不全になった膜の癒着を剥がして、組織を“初期化”を促すこと。
・ 我々掃骨派の立ち位置からもっと言うなら、
《癒着は剥がす、シコリは潰す、沈着物は削ぎ落す》と徹底します。
・ これも《膜・Fascia/線維芽細胞》を活かした、立派な再生医療と
いえるでしょう。


そこで不妊治療をお考えの方に。
高度再生医療でさえもこう言われます。
・「いかに元気な細胞を準備しても、それのみを体内に
移植するだけでは、
細胞周辺環境が整っておらず、細胞力による
再生治療効果は
必ずしも
期待できない。」と。

一方、体重のおよそ50%が筋肉、20%が骨格、〆て
7割が身体を動かすためのツール、運動器。

・そして、赤ちゃんが訪れやすく居心地の良い環境とは、
お母さんのお身体に他なりません。
・ 貴方さまの筋・骨格の状態は、良好ですか?

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  田畑 泰彦 : 京都大学再生医科学研究所教授
「医・工・薬」を融合して再生医療を支える先端医療材料のパイオニア。

153.《高度再生医療/iPS細胞》【医業・工業・薬業を融合して医療を支える】

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