こばし鍼灸(掃骨)院 | 日記 | #043.鍼灸療法についてお訊ね下さった方に

キズを以って傷を制す。線維芽細胞たちの再性能を最大限に活かす《鍼は世界で最も小さな外科処置》

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こばし鍼灸(掃骨)院 の日記

#043.鍼灸療法についてお訊ね下さった方に

2019.06.01

                                                                              リンクボタン

「治療を受けたいのだけれど…」


Aさま、はじめまして。遠くからのお問い合わせ、有難うございます。

Q1. 先生の鍼治療は期間的にはかなり長く半年くらい受けなければならないのでしょうか?   1、2回だとあまり効果はありませんか?

➡ 我が家を見付けて頂いたのは、何をご覧になって?
  ブログなどを見てのことなら、我が家は不特定多数の患者方に合う治療でないことはお気付きでしょう。

Q2. 症状は首の痛み 常に痛む 激しい圧迫痛だったのですが最近はジンジンした痛みもあります
  圧迫痛は首の後ろの筋肉が腫れて詰まったかんじ動かしにくい感じもあります。
  首全体はツッパリ感があります肩と手もヒリヒリした感じがあります。

➡ これらの症状は何時から始まったでしょう。また、思い当たる原因は?

Q3. このような感じだともう手遅れでしょうか?
  夜も何回も起きてしまい辛いです

➡ 私は手遅れとは考えません。
  様々な症状を仰っていますが、例えば『痛みの100パーセンタイル』に載せてみます。
  * 上澄み数%は「ご自分で努力して下さい」というレベル。
  * 底辺の数%はお医者様に丸投げしなければならないレッドフラグ。
  * その間の90%前後が、適正な処置を受けられなくて悩んでいらっしゃる状態と言えます。 
  日本の鍼灸は撫で擦る小児科的な優しい治療から、病巣を解しきる外科的な運用まで、その守備範囲はとても広いものです。

  さて、当院には、かなり落ち込んでからいらっしゃる方が多いので、後者のフィールドに立たざるを得ません。
  Q1.にも繋がりますが、生体の組織は夫々に再生力が異なり、
 その期間も異なります。

  けれど、生体は、内部環境さえ整えてあげれば必ず再生してくれると確信します。日々の《ケガ》や《ヤケド》を治す力さえあれば。

  その機序については、この情報が納得できるでしょう。

資料①《線維芽細胞のこと》
https://stonewashersjournal.com/2015/02/02/fibroblast/

 ただ症状の古いものほど、手間暇は掛るものと考える必要はありますが。

    次の資料は最新のものではありませんが、ご参考になると思いますのでどうぞ。

資料②《香川栄養学園提供/組織の要再生期間》
https://ms-kobashiz-acupu.on.omisenomikata.jp/diary/1950572

  今の医療は自然農法とは程遠く、安易に(農)薬を撒き散らしたり、脳のせいにすることが多過ぎます。薬漬け・手術からの再起は、本当に大変です。

  山の彼方の空遠く……の詩ではありませんが、最寄りに良い医療者を見付けて、旅費は治療費に回すくらいの気力が出せると宜しいですね。
  良いお出会いがあります様に祈っています。

              大阪のhari-bahba

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