こばし鍼灸(掃骨)院 | 日記 | ★51.《骨棘は何処にでも出来る》NEWSWEEK情報 編集中

キズを以って傷を制す。線維芽細胞たちの再性能を最大限に活かす《鍼は世界で最も小さな外科処置》

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こばし鍼灸(掃骨)院 の日記

★51.《骨棘は何処にでも出来る》NEWSWEEK情報 編集中

2022.06.14

                                                                      鍼灸院の口コミサイト「しんきゅうコンパス」 リンクボタン  若年層の頭蓋骨にツノ状の隆起ができていた。その理由は…
《テキストネック・スマホ首(骨棘)情報/NEWSWEEK.JP》
「嘘でしょ!」と思っていたけれど、我が家にも本当に在ったのです。
が、
この記事につなげて考えるにはかなりの時間を要しました。治療法も書かれていませんしね。
 けれど、足底腱膜炎と同様に『砕いて砕いて、削って削って、生体と二人三脚する』ことで対応できることが解ってきました。
                                                                                                                         
《The Musketeers 鍼灸版》
 扁平な柄の”小針刀”1.2mm径(80mm長)で、うず高く積もった石灰沈着を砕き、削る。
この患者さんの場合、トンネルの向こうに灯りは見えてきましたが、抜けきるのにどれくらい掛かるかは定かではありません。
 生体に再構築して貰わねばなりませんから。
 ※ この写真の下の2本は0.6mm径の”刃針”。主に解す技術に用います。

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【骨棘・石灰沈着関連資料】
《モヤモヤ血管Dr.奥野裕二先生/膝を例に
 =炎症を起こし血管が侵入すると、そこに石灰化・骨化が起きる❢」(5分45秒のところ)=
 《ジャンパー膝・膝蓋腱の炎症(10:18)》2019.11.25
②《炎症から石灰化まで/日本整形外科学会》
  ★111. 《石灰沈着性腱板炎》日本整形外科学会


《綱引きをする筋と骨格》
 例えば筋をロープに例えれば、ロープは関節をまたぐ形でニ箇所以上に食い込み、『綱引き、梃子、滑車…』の働きをする。両端にはアンカーがいて、間には参加者がズラ~リ。
 アンカーは筋と骨格を結わえ付け、参加者もロープがバタつかないように片手で筋をもう一方で骨を掴んでいる。
 この姿から考えて「どこが?」「誰が?」と問うならば、「ロープも傷むだろうけれど、ロープを握りしめているヒトの手のひら」と答えざるを得ません。そしてこの現象は、生体のどこに起きても不思議ではなく、我々が守備するべきポイントでもあります。

 そこで鍼灸の有効性について、私はこの記事を拠り所にしています。
 線維芽細胞とはヒトに元来備わる万能の細胞(皮膚に筋肉に骨などに)StoneWasher'sJournal

  
➤何度でも言いますよ。『足底腱膜炎の現象は何処にでも起きる』って。
 運動器としての身体は、ロープである筋が関節の向こうの骨を手繰り寄せることで動く、あるいは固定する。
 骨は、筋肉と言うロープを握り締める掌に相当するので、その接合部分は当然傷付き・錆付く。鍼はそこを直接処理出来るので、我々の技術が有効なのです。 

ーーしこりは潰す・癒着は剥がす・沈着物は削ぎ落とすーー

 これは歯科領域の《齲蝕・歯周炎・歯石沈着》処理に酷似していると感じます。
 
 私が東洋医学的鍼灸への拘りを捨てたのも、以下の一節に触れたことからでした。 
【NHKサイエンススペシャル 驚異の小宇宙〈人体〉1989年日本放送出版協会発行 
   ――なめらかな連係プレー  骨・筋肉――  
 私が入手した時には既に第13刷となっていましたが、その65ページに、「骨には圧電極性が有って…骨に電気が流れると、骨をつくる骨芽細胞と、骨を吸収する破骨細胞がさかんに活動を始める。すなわち骨の吸収と形成がさかんになる(リモデリング・レートが高まる)」のだと。 
➤我々を訪れる患者方の中でも、特に様々な遍歴を重ねて来られる方々の不調の多くは、筋組織とそれを受ける骨組織の接点に位置していると思いませんか?
 で、私は作今、「優しい治療をお望みの方の御希望には添えないかもしれません」と開き直りました。
 少数派で寂しいけれど、共感して下さる方々、どうぞよろしくお付き合い下さいませ。
         大阪のhari-bahbaこと こばし鍼灸 小橋正枝



参考資料~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
《JFIRのE-EAT(上咽頭炎治療)に見出す共通点》

A.慢性上咽頭炎が頭頸部に及ぼす様々な症状。
 ⇒我々鍼灸領域でも、頚肩背部の治療は抜きに出来ません。



また、これらの症状は驚くほど《脳脊髄液漏れ》に似ています。
 脳脊髄液漏れ 


 
B.➡口の天井は鼻の床、鼻の天井裏には目玉・耳・脳ミソを収納。
鼻腔の奥に位置する上咽頭は、我々が無視できない翳風・風池・天柱穴とも関わる第一・第二頸椎の高さ。



    

C.シンチグラフィーで見る全身症状(堀田修先生のご本より借用)

 
 
これは、鼻腔・口腔の疾患が及ぼす《関連病巣疾患》として紹介されています。

⇒我々鍼灸の立場からも、骨格上に黒々と示される諸関節の影は、ADLによって酷使される運動器のターミナルに相当すると考えられます。
 我々も、日々の臨床に欠かせない治療ポイントであり、他職種連携の一翼を担うべき領域でもあります。
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 ほんの一部を切り出してみました。加筆訂正の御知恵拝借できれば幸いです。
               文責 こばし鍼灸院 小橋正枝



=参考資料=
お店の日記#7.《足底筋膜炎・足関節関連資料》
  《足底筋(腱)膜炎》(動画52秒)










                《シコリは潰せ・癒着は剥がせ・沈着物は削ぎ落とせ》
                      そして、自覚症を徹底的に追いかける❣

                    ここまでしておけば、後は身体さんにお任せです。

★51.《骨棘は何処にでも出来る》NEWSWEEK情報 編集中

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