こばし鍼灸(掃骨)院 の日記
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★113.《良き理解者/ある日のFacebook》
2021.10.17
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昨年は鬼滅の刃パロディで、「掃骨鍼法」と呟いて下さった方が有り大歓びしたのでした。
#98.《鬼滅の刃パロディに『掃骨鍼法』の名称が》
そして今年は、掃骨鍼法の技術を深くご理解下さる方が有り、とても感動しています。
お許しを得てシェアさせて頂きました。
元記事/ IさんのFacebook 2021.10.13の投稿~~~~~~~~~
今年の春から針治療を続けています。
アキレス腱断裂から ず~と続けていたリハビリと治療が合わず、治療後、骨盤がズレたのか膝に痛みが出て歩けなくなってあちこち治療院を探し回りました。
膝は変形性膝関節症と言われMRI撮って検査したら 再生治療が良いと聞きクリニックを受信すると、まだ保険治療が効かない手術なので200万ぐらいかかるとか。
この方法しか無いならいざ知らず、先ずは、正しい体の位置に戻して筋トレと自己判断。
アキレス切ってから体のバランスが崩れたのと、長年の疲弊した体と筋肉の衰えを何とか出来ないかと思い 紹介された針治療へ。掃骨鍼法と言う鍼治療。通常の鍼治療とは違ってハードな鍼治療です。
掃骨鍼法とはいったいどんな治療法なのでしょうか?
掃骨鍼法は、小山曲泉先生(こやま きょくせん、1912年~1994年)が創始した鍼施術法です。少し太めの鍼を使い、老廃物で硬くなった筋肉付着部に錆を落とすが如く鍼をしていく治療法です。
アキレス腱の手術で硬くなった筋に鍼を刺す事で癒着を剥がすような治療。私的には鍼治療手術と感じています。筋膜の捻れや筋肉が固まってしまうとあちこちに痛みが生じます。ストレスでこのような状況になる事も多い。先ずは、その捻れ等を戻す。ハードな鍼治療ですが固まった筋や筋肉が一気に緩む。
これだけ酷使している事を認識しなくてはと反省の日でした。
コメント欄での対話~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
わたし:Iさま。掃骨鍼法をしっかりご理解頂いていて、とても嬉しい また、東京に志を同じくする同士がいて本当に良かった。師である曲泉翁に成り代わり、御礼申し上げます
最近、仲間が面白い表現をしてくれました。
「我々のターゲットとなる病巣は、まるで冷凍のお肉だ。表面は溶けて柔らかくなるけど、深部は凍てついたまんま。」
言い得て妙でしょ? これは器質的な問題が起きているからであって、施術法も機能的レベルとは別に考えるべきですね。
I さん:先生、ご連絡ありがとうございます。冷凍…、長期保存の必要の無い肉が多すぎて困ります。
地道に続けます。
わたし:生体の環境さえ調えてあげれば、高度再生ならいざしらず、《再生医療》はお身体の中で線維芽細胞がやってくれるのですよ。
🌟 https://stonewashersjournal.com/2015/02/02/fibroblast/
なぜなら、線維芽細胞は「人体のありとあらゆる場所に存在し、怪我などをした際には非常に重要な役割を担う細胞修復の要。」なのですから。
ゆえに我らは、リズナブルなキズを以て古傷を制す
I さん:環境整えるのには、私の体は、時間が必要です。
わたし:そうですね。酷使したお身体ほど、根気が必要ですね。
正常範囲ならこの程度の修復期間かと期待しますが、夫々の病態によって一律には行かないでしょう。
🌟#032.《組織再生期間/香川栄養学園》
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筋 肉 : 1ヶ月で約60%~200日程度
骨 : 乳幼児/およそ1年半で
: 成長期/およそ2年未満で
: 成 人/およそ2年半で
: 70歳以上/およそ3年で
※ 直近の情報:「骨格の再生は10年で一巡」(NHKEテレ)
皮 膚 : 1ヶ月で ほとんどが
血 液 : 100~120日ですべてが
脳神経線維 : 1ヶ月で約40%~1年でほとんどが
胃 の 粘 膜 : およそ3日で
腸の微絨毛 : 1日で
肝 臓 : 1ヶ月でおよそ96%~1年で ほとんど
腎 臓 : 1ヶ月でおよそ90%~1年で ほとんど
補 足===========================
この様に再生が可能なのは、我々の身体の中で、線維芽細胞やマクロファージ達ミクロの戦士が働いてくれるから。
1.【Stone Washer’s Journal】 🌟《線維芽細胞はオールマイティ》(2015)
* 線維芽細胞は皮膚に筋肉に骨に…。コラーゲン・エラスチン線維・ヒアルロン酸等は彼らが作り出すもの!
2.【ニューズウィーク日本】《皮膚の量を上回る"器官" 🌟《細胞間質》(2018)
* 皮膚の量は体重のおよそ16%、細胞間質はおよそ20%だそうだ。
⬇⬇⬇ これは『細胞外マトリックス』のこと?
3.【千葉大学Web講座22】🌟《細胞外マトリックス》